なつめ故にーーー。
彼女が居なくなってもう1年
少し暑くなってきただろう5月の季節の事だ。
俺 荘司 棗(そうし なつめ)は高校卒業した後は適当に大学に進んでもう2年になる。
暇だ。
大学で別に友達がいないわけじゃない
けど今日は友達と遊ぶ気分じゃない
【故に】一人でいたい。
あまり人と話さない無口な方の俺にとっては遊ぼうと言って話す体力など使いたくない
ま、まぁ…彼女は別だったけどな
今となってはもう戻らない話のことだ。
別に気にしてなんかーーーー……。
いいや、まてよ。彼女が死んだの一年前だよな。なのになんで死因がわからなんだ?
おかしい。俺もその場にいたのは覚えてる。
……分からねぇ。
見ず知らずの人なら他人事のように終わる
ただ、自分の周りにいた人【故に】大切な人の死因がわからないのは放っておけない
どうにかしないと。
ただ…人と話すの嫌なんだよなぁ俺
棗は自分のベットでゴロゴロしながらそう思っていた。
すると壁側に一枚の写真が貼ってあることに気がついた。
その写真には森の中に1件の木の家がたっている。そこで棗と女性が笑顔で笑っている姿が写っていた…。
そうだ…この場所にいこう。