第三章 プロローグC 深淵と銀の星、風と水
【クロトの私服】
(・▽・)クロトは私服を持っています。
(#ー#)当たり前だ!持っていねえ奴なんてほぼいねえよ!
(・▽・)フード付きの服を気に入っています。後、靴下をはきません。裸足で靴かサンダルです。……一応長距離歩く時とかは履くそうですけど。
(#ー#)へえ。
(・▽・)因みにフードを被る理由は顔を見られないようにです。
(#ー#)指名手配犯かよ。
(・▽・)♪~
(#ー#)え?
* * *
家から離れた荒野。
そこには4人の人間がいた。
と言うか1vs1×2で戦っていた。
片方は武器と武器がぶつかり合っていた。
黒髪の少年と白銀の髪の男とも女とも取れる美貌の人物だった。
黒髪の少年は手には刀を持っている。定寸の打刀である。
普通の拵えの何の変哲もない刀。
とある鍛冶師お手製の業物である。
少年の愛刀だった。彼はどんな武器でも結構使えるが、一番性に合っているそうだ。
銀の人物は手には槍状の武器を持っていた。方天画戟と呼ばれる物だ。
その色は白銀だった。夜空の星を閉じ込めたような色だった。
実はコレ具現型の道具系統のジョーカーである。
銘を『星天牙戟』と言う。
この2人は互角に渡り合っていた。
時に剛。時に柔。
特にスキルも使わず、武器だけの殴り合いだった。
もう一方は対照的に能力と能力のぶつかり合いだった。
風と水がぶつかり合っていた。
白い髪の褐色の肌の少女と青い髪の毛の白い肌の女性である。
白い髪の少女は風を操る。
鎌鼬を飛ばし、風が渦巻く矛を投げ、圧縮空気弾を飛ばす。
青い女性は水を操る。
圧縮した水をレーザーのように飛ばし、水の刃を振るう。
この2人も互角だった。
完全に拮抗していた。
そして。
「今日はここまでにしよう。クロト」
白銀が声を掛ける。
戟を降ろす。
高くもなく、低くもない声だった。
男の声と言っても納得できる声であり、女の声と言っても納得できる声であった。
それに対し、黒髪の少年……クロトは。
「ん。でもいいの?ラナート?」
剣を降ろし、確認した。
腰の鞘に剣を収める。
まだ戦いで、ジョーカーのスキルや能力魔法も使っていない。
「ああ。楽しみは後で取って置こう」
白銀……ラナートがそう言った。
手に持っていた戟を消した。
完全に戦意が消える。
そこへ風が吹く。
白銀の長髪が流れる。
同性であろうが、異性であろうが、ドキっとする美貌だった。
……まあクロトには効果なしだが。
【ディーネの私服】
(・▽・)ディーネさんも私服を持っています。
(#ー#)だから当たり前だ!持っていない奴なんてそうはいねえだろ!いい加減にしろ!
(・▽・)足元までの丈のスカートがお気に入りです。肌はあまり見せません。
(#ー#)へえ。そういや学校でもミニにはしてなかったな。
(・▽・)因みにすぐ戦闘態勢取れるように、袖やスカートが取れるようになっています。
(#ー#)常在戦場って奴か。




