第二章 第肆拾参話 死闘決着
【先生の名言 その12】
(・▽・)12回めですか……。
(#ー#)どうした?
(・▽・)いえ、結構続いたなって。なので、今回はクロトの胸に特に印象に残っている言葉を書きます。
(#ー#)好きにやれ。お前のコーナーだろ?
(・▽・)では遠慮なく。
クロト。貴方には無限の道が広がってます。どう行くかは貴方次第です。善をなすもいいし、悪をなすのも、中庸を行くのもいいでしょう。そして、最後にこれだけ言っておきます。私は貴方がどんな道を選ぼうとも貴方の味方です。迷わず進みなさい。私の……家族、クロト。
(#ー#)(始めてまともな名言言った気がするな)
* * *
これは昔の話。
某場所。
茶髪の男と青髪の少女が向かい合っていた。
剣鬼の称号を得た男ティキと、クロトの盟友である少女(?)ウツロだ。
「さて、お前には全ての技を託した。そして、これからあの女も知らない秘伝を託す」
「秘伝デスか?」
ウツロが尋ねる。
何か凄そうだ。
「当たり前だ。キーリの奴を倒す為に考案したんだ。決まれば倒せるさ」
「ほう。それは凄そうデス。で?どんな技何デスか?」
ウツロが聞く。
心なしかワクワクしている。
「見せてやるよ。まず1つ目」
「1つ目?幾つかあるんデスか?」
気になったので自分の師匠に尋ねるウツロ。
ティキの答えは。
「2つ作った。状況に応じて使い分けろ。技の名は」
一拍置いた。
そして。
「『虎死嘆淡』そして……」
ニヤリと笑うティキだった。
* * *
場所と時間は戻る。
2人の最終奥義は激突した。
クロトは切り傷がさらに増え、血が流れている。
双剣が肩と脇腹に刺さり止まっている。
見たところ、致命傷は負っていないようだ。
キーリは見たところ大きな傷、目立つ傷はない。
ないのだが……。
「私の負けですか……」
「ああ。俺の勝ちだ」
「ああ、勝ちたかったな……ゲフ!」
その言葉を言い終わると、キーリが血を吐いた。
双剣は持ったまま、地面にゆっくりと倒れた。
「内部と外部の同時破壊。内外衝撃浸透。これがティキの?」
「ああ。剣鬼がアンタを倒す為に用意した2つの秘伝の1つだ。そして、3つ目の伝言。勝ったら言うのがある。聞くか?」
「……ええ。お願いします」
「えっと、確か『どうだ。これが俺の秘伝だ。完全に完成した。参ったか!ダッハッハッハ』だそうだ」
伝言を聞いたキーリは。
「フフフ。相変わらずですね」
苦笑した。
そして、気になることをクロトにぶつける。
「ところで、2つと言っていましたよね?」
「ああ、もう1つある。剣鬼は秘伝を2つ考えてたんだ。拳と脚で合計2つ」
キーリの疑問にクロトが答える。
拳の技が今決めた内外同時破壊『虎死嘆淡』。
そして。
「もう1つが脚の技。『我龍天生』だ」
因みに純粋な破壊力は『虎死嘆淡』より上だ。
まあ、放つ隙がデカい技だが。
「なるほど。納得しました」
キーリがそう言った。
その身体は透けていた。
少しずつ空気中に溶けていた。
どうやら消滅するらしい。
【幻の型の秘伝】
(・▽・)剣鬼ティキは剣聖キーリが行方不明になった後、秘伝を作りました。
(#ー#)他の型は秘伝は1つなのに、これは2つあるんだな。
(・▽・)まあ、結構異質な型なので。素手ですし。
(#ー#)ふーん。それに虎と竜ね。
(・▽・)はい。『虎死嘆淡』、『我竜天生』です。
(#ー#)前者が拳の技、後者が蹴りか。
(・▽・)ええ。イメージしにくい人は「O○E PIECE」の「六○銃」と 「N○RUTO」の「夜○イ」を思い浮かべてください。
(#ー#)……。おいおい。




