第二章 第参拾肆話 死闘再開
【キーリ・シュベレンシュタイン】
剣神の弟子唯一の紅一点、初代剣聖にして、雷の型の極剣技の使い手です。
その双剣技から「比翼」、雷の型なので「雷電」とも呼ばれています。
剣の才ある少女で、剣神に預けられたそうです。
放浪癖があり、いつもどこかでフラフラしていたそうです。因みに他の初代六神刀の皆さんは全員死因と享年がわかっていますが、彼女だけ不明になっています。いつの間にか行方不明になっていたので。
ただしっかりした性格で、最後の放浪前にちゃんと弟子を育てきっていたそうです。その人が伝えているため、雷の型は今もちゃんと残っています。
* * *
「かつて師匠は大戦争で1億人を斬ったそうです。だから私もそれをやってみましょう。旧西暦では千人斬りで願いが叶うと言ったらしいですし」
凄まじい事を言い放つ剣聖。
一般の人が同じことを言っても、笑われるか、精神病院にぶち込まれるだけだ。
だが。
目の前に立つ女性はそれをやり遂げても不思議ではなかった。
———やべえ、勝てる気がまるでしねえ
グレスはそう思った。
武者修行をしたことがある。
それで色々な敵と戦った。
勝ったり、引き分けだったりした。
……負けたことはない。ないったらない!
だが。
今相対している敵は今まで戦ったどんな敵よりも強いと感じた。
なので。
「おい、お前ら逃げろ。それくらいの時間なら稼いでやる」
自分の生徒に逃げるように言った。
巻き込んだのは自分だ。
相手は殺さないと言ってくれてるが、どうなるかわかったものじゃない。
「いえ、ここまで来たのなら」
「地獄マデ付き合います」
ルーナリアとリンネの答えも決まっていた。
このまま先生1人残しては行けない。
それに逃げ切れるとは思わない。
「ハア、馬鹿だなお前ら……」
グレスは呆れる。
口元には笑みが浮かんでいたが。
「さて、じゃあやりますか」
グレスが大剣を構える。
それを見た、キーリは。
「ふふふ。楽しませてくださいね。そうしたら優しく殺してあげましょう」
「「「え、殺されるの!?」」」
「……冗談です」
嬉しそうに微笑み、物騒な事を言い放つ。
……冗談のようだが、まったく笑えない。
そして、戦いが始まった。
【先生の名言 その5】
(#ー#)何か毎回やってねえか?
(・▽・)是非もなし!
(#ー#)威張るな!
(・▽・)ではどうぞ。
好き放題やったら、人は必ずその報いを受けます。私?ええ、受けるでしょうね。いずれ私はろくでもない死に様を迎えます。間違いありません。ですのでクロト。好き放題やり過ぎないように。
(#ー#)今回もまともか。一応。
(・▽・)物騒なの本編で出す予定だから入れれないんですよね~。……因みに上記の通りになりましたけどね(小声)。




