第二章 第弐拾捌話 封印魔法
【封印魔法】
殺せない相手や封印しなくてはならない物がある時に使います。
符を貼り付けて封印以外も色々あります。
ルーナリアさんは使えますし、クロトも使えます。
ディーネさんやリンネさんは使えません(笑)。
クロトの愉快な仲間達もほとんど使えません。彼ら一点特化が多いので(笑)。
「ふう……」
「ハア……」
「……これで終わったか?」
3人が一息ついた。
「どうするんですか?これ?」
ルーナリアがグレスに尋ねる。
この人形にいつまでも閉じ込めて置けるとは思えない。
「なあ、ヴァンホーエン」
「はい?」
「お前、封印魔法ってできるか?」
「はい。一応は」
封印魔法。
危ない者や危険物を封じる魔法。
今の時代、習得者は少ない。
ルーナリアは何かの役に立つかと思い、属性系のであるが習得済みだ。
「……そ、そうか!」
「サ……サスガですネ!」
「引かれてないか、私?」
若干引かれ気味だが。
どうやら予想外だったらしい。
「じゃ、封印頼む」
「わかりました」
ルーナリアが頷いた。
発動機を操作し、地面を操り、人形に覆いかぶせ、圧縮する。
こんもりとした山になる。
さらに、ポーチ状のアイテムボックスから符と筆を出す。
符に何かを書き込んでいく。
「書」の一種の符だ。
そして、鎧騎士を中に閉じ込めた山に符を張り付ける。
符に描かれている文字は山を浸食し、覆う。
「これでよし」
「おいおい、それで大丈夫か?」
あっさりと終わってしまったので、グレスがツッコム。
「大丈夫です。元々ある程度は準備していましたし、ただ……」
「「ただ?」」
「相手が強力過ぎると破られる可能性があります。弱っている上に、両腕もないので多分大丈夫だと思いますけど」
自信なさげなルーナリア。
「大丈夫じゃねえか?一応綻びなさそうだしな」
「ワカルんですか?」
リンネが尋ねた。
「勘」
グレスが答える。
単純だが、侮れない。
感とはそういうものだ。
これで決着。
長い夜はもう終わり。
だとよかったのだが……。
そうは問屋が卸さなかった。
【符について】
魔法発動の「書」の一種です。童話「三枚の御札」の御札を連想してくれればそれであってます。
事前に作成しなければならないことや、作るのに物によっては素材が結構お高めといったデメリットはありますが、作って置けばすぐに発動可能ですし、誰でも使えるのもあります。
因みにクロトやルーナリアさんは暇な時に作っているそうです。
クロトの場合は作るのにディーネさんに協力してもらう時もあるそうです。




