第二章 第弐拾弐話 三人一組
【初代剣天】
剣神の6人の弟子の1人です。
病弱で長時間戦えないのですが、戦える数分間なら剣神とも渡り合えたそうです。
風の型の使い手で、抜刀術の達人です。
ガリガリに痩せていたそうです。
実は6人の中で一番長生きしてます。死にそうな人ほどよく生きるものですね。
* * *
数日後の夜の街。
外出制限令が遂に出されたため人通りはない。
そんな街中に3人の人影があった。
「つー訳だ。相手の魔物は極剣技の使い手。恐らく得物からすると雷の型。隙の少ない双剣使いだ。気を付けろ」
1人目は元軍属にして、現在は魔法学園の教師をしているグレス・ワーグナー。服装はいつもと変わらぬ白衣姿だが、袖や裾は邪魔にならぬようにまとめてある。戦闘準備は万端だ。
「ナルホド。それは楽シミです。クロト様とも最近戦エテませんシ。……グレス先生戦っt「状況を考えろ!?」はい」
2人目は魔法学園の第1学年の生徒であり、十傑第3位であるリンネ・オボロ。服装は黒のゴスロリ(因みに私服。親の趣味らしい)であるが、動きやすいような工夫があり、結構頑丈に出来ている。腰に大太刀を佩いており、こちらも戦闘準備は万端だ。
「なぜ私がここに?」
3人目は同じく魔法学園の生徒であり、十傑第9位であるルーナリア・ヴァンホーエン。服装は制服。周囲には自身のジョーカーである結晶がフワフワ浮いていた。こちらも準備万端なのだが……。
「何で私まで巻き込んだのですか?先生?」
「あん?そりゃあ、俺とオボロは斬り込む役だから、補助や治癒の後方支援が必要だと思ってな」
グレスとリンネは自分から行動していたのだが、ルーナリアは巻き込まれたのだ。
曰く前衛だけじゃ不安だから、後衛もいるとのことである。
「御二人だけで十分じゃないんですか?」
「保険だよ、保険」
「純粋な剣士ナラまだしも、相手は魔物です。何か隠し玉があるカモしれません。ですカラ補助魔法の得意なアナタに頼んだノです」
「なるほど」
ちゃんと考えて呼んだのか。
「まあ共通の知り合いだし、思いついたのがお前だけだったんだけどな」
「はい!?」
何だその理由。ふざけんな。
魔物退治だぞ。命がけだぞ。
「一応死者はいマセンよ?」
「万が一があるだろう?」
因みにこの魔物討伐で軍や警察が動き、結構な人数やられているが、いまだ死者はいない。
重傷者はいるが、命に別状はなかったらしい。
それでも不安はある。
「まあ、バイト代は出すからよ」
「先生が?」
「いんや。サイラスが」
「「自分で出さないんですか!?」」
ツッコミを入れる2人。
平常運転な彼らだった。
【初代剣匠】
剣神の6人の弟子の1人です。
一番剣神の剣技に近い剣らしいです。才能はなかったらしいのですが、かなりの努力家でした。
林の型の使い手で、柔の剣技の達人です。
中肉中背の普通の男だったらしいです。
魔力を効率よく使うことに関してはトップクラスの腕前です。




