第二章 第拾伍話 二鎧対決
【虹色の女性】
竜王山の頂上にいる女性です。その正体は……まあ皆さんお気づきだと思うのでネタバレしますと「竜王」です。
クロトとは長い付き合いです。あるクエストで出会い、それから交友が続き、使い魔の契約を結んでいます。
因みに好きな漫画は「ジョジョの奇妙な冒険」と「ゴルゴ13」だそうです。
* * *
一方、魔法学園がある町のとある場所。
人気のない通りに何かがいた。
白金鎧の魔物だった。
その周りには大勢の人。
恰好は警官の服やら軍服やら。
どうやら鎧騎士に挑み倒されてしまったようだ。
ただ呻き声は聞こえるため、息はあるようだ。
佇んでいる鎧騎士。
いきなりその場所から飛びのく。
ズガガガッ!
先程まで鎧騎士がいた場所にミサイルが襲い掛かった。
無事に避け切った騎士に、間髪入れずに今度は弾丸が大量に襲い掛かる。
それを騎士は腕から伸ばした結晶の剣で全て斬り裂く。
パラパラと地面に斬られた弾丸が落ちる。
騎士は上空を見た。
そこには。
巨大な鎧が空中に滞空していた。
ジェットをふかしている。
鎧と言ってもそこかしこに重火器がくっついている。
中世風の鎧である魔物とはまるで違っていた。
機械鎧とでも言うべきだろうか?
この鎧の着ているのはエルデスト・サイラスである。
任務で魔物探索を任されているのである。
表情は伺えないが騎士を睨み据えている。
そして、鎧vs鎧の戦いが始まった
* * *
クロトの仲間の1人であり、戦友であるエルデスト・サイラス。
彼女は具現型のジョーカーの持ち主。
発現するのは巨大な鎧。
安定しているうえ、恥ずかしがり屋な為ずっとつけっぱなしだ。
その能力は……。
ズガガガガガガッ。
ドガッ、ドガッ、ドカッ。
ズキューン、バキューン。
弾丸が大量に襲い掛かる。
誘導ミサイルが敵を追いかける。
ビームが狙い撃つ。
エルデストは滞空しながら、重火器砲撃をしていた。
これが彼女のジョーカーである、「銃器仕掛けの巨人鎧 (マグナムメイル・ガンプレート)」。
能力は弾薬類の製造。因みにオーダーメイドも可能。
ただしこの鎧、それ自体攻撃力や防御力、機動力が結構高く、それでリソースを結構使っているため。弾薬製造コストが結構かかるとのこと。
いつもファイヤーしまくって、始末書と弾薬代に頭を抱えるのはお約束。
……まあ経費で落としているようだが。
遠距離砲撃の雨霰を鎧騎士は全てを対処する。
背中の羽根を盾代わりにし、双剣で弾き、回避する。
お互いに決め手がない。
機械鎧は鎧騎士の防御を貫く手段がない。
鎧騎士は機械鎧へ攻撃を到達させる手段がない。
お互い今はまだ。
【竜草】
竜の生息地に生える草です。特殊な薬の素材になり、高値で取引されます。
ただ、竜がいるところでしか生えないので、取るのは命がけです。
もれなく死ねます(笑)。
因みにランクもあり、高ランクの物は竜王山でしか取れません。




