第二章 第拾壱話 雲散霧消
【冒険者ギルド】
(・▽・)ファンタジーやゲームで御馴染みのアレです。
(#ー#)間違っちゃねえけどよお、もっとちゃんと説明しろよ。
(・▽・)そうですねえ。色々な依頼を斡旋しています。専ら魔物魔獣退治が多いです。魔具の素材になりますし。
(#ー#)それ以外も護衛とか、薬草採取とか色々だな。便利屋って言っても過言じゃねえかもな。
「倉庫の異変のセイでしょうね」
「ああ」
リンネとルーナリアが答える。
そして、ディーネが補足する。
「何でも倉庫で魔物が発生したんだってさ」
「「!?」」
より詳しい説明だった。
何でも映像を生徒会長に監視カメラの映像を見せてもらったらしい。
「なるほど。もしかして……」
「うん。エルも動いている。警察もギルドも動いているらしい」
動きが早い。
まあ誰か死んでからでは取返しはつかない。
命は大切だ。
1個しかない。
……一部を除く。
「そうか……。久しぶりにギルドへ行ってみようかな?」
「クロト様も登録されてイルのですか?」
リンネの疑問にクロトは答える。
「ああ。まあね。ランク上がるの苦労したぜ」
本当に苦労した。
でも色々こなしたおかげでBランクになれた。
ここで語ったら原稿用紙何枚分だろうか?
「……ねえ、クロ」
ディーネがクロトの腕を心なしか強く掴む。
「……?どうした?」
「帰って来てからギルドへ行った?」
「いや……まだだけど」
「死亡扱いでカード抹消されているんじゃない……の?」
「……あ——————っ!」
ギルドカードは定期的にクエストを受けて自動更新される。
クエストを受けない期間が長くなると、抹消される。
クロトの叫びが空に響いた。
* * *
ここは冒険者ギルド。4階立ての建物だ。
魔物討伐などのクエストが出される。
平日休日祝日問わずいつもにぎわっている。
その建物の最上階のギルドマスターの部屋にクロトと愉快な仲間達(ver.2.0)は居た。
あの後一応、ギルドカードを受付で提示したところ、この部屋に通されたのである。
そして、そこには。
「よお、生きていたようで何より何より」
「ああ、おかげさんでな」
1人の男がいた。
この男がギルドマスター(以下ギルマス)らしい。
何でもクロトやディーネと長い付き合いらしい。
因みにここ最近リンネとも付き合いがあるそうだ。
クロトは期限切れのカードの再発行をお願いしたのである。
「流石になあ……。一応決まりじゃこのランクじゃクエスト受注が1年ないと抹消だからなあ」
「俺の場合しょうがないからどうにかならない?流石にまたEやDからやり直しはちょっと……」
「うーん……」
ギルマスが腕を組み考え込む。
【冒険者ランク】
(#ー#)ランクはE~A、Sの6ランクある。因みに依頼は自分のランクの1個上までしか受けられない。
(・▽・)1個上のランクの依頼を数十回達成すればBまでは上がれます。
(#ー#)そこから先は大変だな。Aはギルドマスターの推薦、Sは国のお偉いさんの推薦も必要だ。
(・▽・)面倒ですね。まあ是非もないですね~。変な人が高ランクになっても困りますし。




