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Dive To Deep  作者: 亜亜亜 無常也
第二章 剣客狂演

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第二章 第伍話 両者互角

【呼吸法】

極剣技の人が行う呼吸です。

これを使う事で身体機能強化や治癒力向上、技の威力上昇などが出来ます。

年がら年中使うのは結構疲れるそうです。そして、これが使えると水中で鯨や海亀並みに息止めが可能です。

これ簡単に習得できるものではありません。空気の薄いところで鍛錬したり、水中生き止めなど色々鍛錬します。……え、波○法?鬼○の刃?気のせい気のせい。

これが使えないと極剣技の技は最大限発揮出来ません。

因みにクロトは先生の見様見真似を教えてもらっていたそうです。再現度は5割だったそうです。その後、心友さんや盟友さんにきちんと習い今では完全に使えます。

因みに六神刀継承者クラスや目録以上貰えた人になると鍛錬として常日頃からこの呼吸をしています。


 * * *


 剣を打ち合わす2人は笑っていた。

 やはりこういうのは結構楽しい。


「笑ってますね」

「そっちこそ」


 2人で笑い合う。


「どうする?」

「ソウですね、次で決めまショウ」


 離れる2人。

 自分達はまだ持つ。

 体力も魔力も十二分。

 だが、剣の悲鳴が、鉄の絶叫が聞こえる。


 クロトは正眼の構えを取る。

 リンネは脇構えに持っていく。

 お互い全力の技を……威力重視の技を打つ。


 そして、


 全身のバネというバネを使った突きが炸裂する。

———極剣技 林の型 叉林


 最大威力の横凪が炸裂する。

———極剣技 火の型 炎焔羅 黄


 点と線が、突きと凪ぎがぶつかり合う。


 ギイイイン


 砕け散る両刀。

 柄だけになった刀を2人して見つめる。


「持たなかったか」

「持ちませんでしたね」


 顔を見合わせる。

 そして、


「「アハハハハハハハ」」


 2人して笑い合う。


「ハハハ、どうする?続ける?」

「いえ、今日の所はコレで終わりでいいです」


 リンネが答えた。

 ———ん?今日は?


「ワタシは色々な相手と戦ってきました。その中でもアナタは素晴らしい。その剣技は実戦で磨かれてきた物」


 言葉を切る。

 口元が歪む。

 恍惚とした表情になった。


「アナタに剣に恋しました。アナタを斬りたい。アナタに斬られたい」

 

 クルクル回る。クルクル回る。

 可愛いと言いたいところだが、言っている言葉のせいでおぞましさを感じる。


「ワタシとまた斬り合いしてくれませんか?」


 振り向いたリンネ。

 クロトに尋ねる。


 常人だったらそんな事を聞けば逃げるだろう。

 が、ここにいるのはクロト・デジョホン。

 奇人変人には慣れている。

 ……と言うより、彼の周りは皆変わっている。


「ああ、わかった。別に構わない」


 平然とクロトは言った。

 こういう輩には慣れている。


 一方、観戦者達はと言えば


「……」


 唖然としているルーナリア。

 何も言えないらしく、口が開きっぱなしになっている。


「……あの女たらし」


 ディーネは頬を可愛く膨らませている。

 どうやら前にもこんなことがあったようだ。


「でも、条件付けていいか?」

「何でしょう?」

「火の型を俺に教えてくれないか」

「……まあ、ある程度なら構いません」


 クロトの要望を了承するリンネ。


「ところで、何と呼べばいい?」

「リンネで構いません。クロト様」

「様……」


 今まで色々呼ばれてきたクロト。

 さすがに様付けは久しぶりだった。

 ()()()以来だろう。


「いけませんか?」

「いや……、別にいいけど」

「そうですか……。ではこれから宜しくお願いします」


 ペコリとお辞儀をした。

【今の剣の状況】

旧西暦では剣での戦いは完全に消滅しました。まあ当たり前ですね。

新西暦に入ると魔法のおかげで剣が注目されるようになりました。なぜなら魔力の付与は銃の弾丸にはできないからです。銃って殺した実感が刃物と比べると低いですからね。

なので結構使われます。ジョーカーが剣型という人もいますし。

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