第二章 第壱話 再臨剣帝
【風の型】
極剣技の1つです。
称号は「剣天」です。
特徴は抜刀術です。
元々の使い手が病弱であった為、いかに早く一撃で相手を仕留める剣なので、「一撃必倒」の剣です。
主に定寸の刀を使います。要は日本刀ですね。刀身が薄いです。ペラペラです。
技名には「風」や「嵐」が付きます。
因みにクロトは「爺さん」に習ったため、結構得意でよく使います。
……え?爺さんの正体?それはまたいずれ。
* * *
「クロ頑張ってね」
「ああ。お前なら勝てる」
「何!?今日はみんなして!?俺何かした!?」
ある日の魔法学園。
クロトが来てから一月が経った。
そんな昼頃。
食堂でいつもの3人が集まって食事を取っていた。
クロトは3種類の親子丼(卵と鶏、鮭とイクラ、ラムとマトン)の大盛。
ルーナリアは蕎麦(黒めの蕎麦を生姜汁で食べる上州風)。
ディーネはカレーライス。
食事に文句のつけようはないのだが、今日は皆様子がおかしかった。
登校するなり、クラスメイトがみんなして気の毒そうな目で見てきたり、肩を無言で叩いてくるのだ。
さらに、「頑張って」とか「負けるなよ」とか言ってくるのだ。
クロトのツッコミにルーナリアとディーネは顔を見合わせた。
確認を取り、まずディーネが口火を切る。
「知らないのか?」
「だから何が?」
「……今日ね、十傑の第3位が帰ってくるの」
「3位?」
十傑。この学園最強の10人。
そういえば、まだ全員見ていない。
というかほとんど見ていない。
……まあ興味ないけど。
「3位はね、4m以内の間合いなら、この学園で1番、世界でも多分上位に入る腕前の剣士なの」
「……もしかして、『六神刀』?」
六神刀。
最強の剣士である『剣神』が弟子に送った称号。
その後は、その剣技を受け継ぐ物に与えられるようになった称号。
世界最強の剣士に送られる称号。
6つの型があり、剣神の趣味により、武田信玄の軍旗から「風林火山」の6つが与えられている。
「この学園にいるのか!?」
「うん。火の型受け継いだ人がね」
「火と言う事は剣帝?」
驚くクロト。
クロトの疑問答える声があった。
「再臨を付ケテください。ワタシみたいな未熟者はマダ剣帝を名乗ることはできマセン」
「「「!!!」」」
誰かの声。
その声の方向を向くと、150cmに行っているか行かないかの身長の少女が立っていた。
服装はこの学園の制服。
髪の毛は濃い藍色。黒と言っても過言ではない。ショートヘアにしている。
……小柄な割にプロポーションは良かった。トランジスターグラマーというやつである。
ここまでなら普通の少女であるのだが、腰に身長を遥かに超え2mはある大太刀を佩いている。
「もしかして……」
「ハイ。ワタシがあなた方が話題にしていた十傑序列第3位リンネ・オボロと申します。未熟者ですが、極剣技の火の型の継承者です」
礼儀正しく礼をする。
これが、クロトとリンネのファーストコンタクトだった。
【林の型】
極剣技の1つです。
称号は「剣匠」です。
これといって特徴の無いのですが、それが厄介です。癖もないので。更に使い手によって個性が出ます。
普通の一般的な刀剣を武器とします。剣でも刀でも可です。
技名には「木」や「林」や「森」が付きます。
因みにクロトは使えますし、今までで登場したある人もこれの使い手です。




