第一章 第41話 暗躍
【クロト・デジョホン】
この物語の主人公です。因みに年齢は16歳ですが、色々あるので実年齢は結構上です。
1学年のAクラスです。成績は意外に優秀です。魔法使いの階梯は一応ステージⅣです。え?言い方が気になる?それはまあいずれわかるでしょう。
魔法はある程度は使えますが、一流とは言い難いですね。そこまで強力ではないですね。ただ、かなり博識で色々知っています。ジョーカーが現象型なので若干阻害されています。
性格は普通に見えますが、結構狂ってますね。健常者か異常者かで言えば後者です。
仲間や味方をとても大切にしていますが、それ以外はどうでもいいと考えてます。まあ、困った人を見かけたら手助け位はします。それと、完全に滅ぼすべき敵と認めた相手には欠片も容赦せずにぺんぺん草すら生えないほどまで殲滅します。
こうなった理由ですが、過去に関係があります。
結構波乱万丈な人生を送っています。
それと、彼は一応憑依者です。そして、名前ですが、実は自分で付けた名前です。
クロトは元の名前で、デジョホンはある言葉のアナグラムです。
それと、好かれる人には好かれますが、嫌われる人には結構嫌われます。殺されかかる位。
同性の知り合いより異性の知り合いの方が多いです。
尊敬する人は「半〇直樹」だそうです。
座右の銘は「メメントモリ」、「やられたらやり返す、倍返しだ」だそうです。
* * *
どこでもない場所。
そこには3人の人間がいた。
1人目は黒づくめの服装をした性別不詳な人。
2人目はローブを着ている性別不詳な人。
3人目は仮面を付けた性別不詳な人。
アレ?性別不詳ばっかり?
「聞いたで、シェイド。遊びで失敗したそうやないか?」
仮面の人物が口を開く。
黒づくめに向けた言葉だった。
心なしか笑っているようにも聞こえる。
「ええ、まあそうですが、面白い物が釣れましてね」
「おもろい物?」
「ええ。あの学園に『風使い』だけでなく、何と『深淵』まで来たのですよ」
「「!」」
驚いた気配が伝わる。
「……へえ。で?どうするん?」
「しばらく様子を見るつもりです」
シェイドの答えはあっさりしたものだった。
「……挑まへんの?」
仮面の人物が訪ねる。
「ええ。ただ無策で挑んでも勝てません。それに下手な策だと失敗しますので。貴方もよく知っているでしょう?フランさん」
「まあ、せやろな」
納得する仮面の人物……フラン。
微笑んだシェイドがローブの人物に向いた。
「フランさんは納得してくれました。アルマさんはどうですか?」
「……」
アルマと呼ばれたローブの人物は何も言わずに黙っている。
シェイドもわかっているのか特に何も言わない。
「さて、アルマさんも賛成してくれたようですね。では解散しましょう」
「お疲れや—」
「……」
その言葉と同時に彼らは消えた。
後には静寂が残った。
* * *
「楽しい飲み会だったな」
「まあな」
夜道を2人が歩いている。
クロトとルーナリアだ。
因みにディーネとエルデストは2人で飲みたいらしく、他の店に行った。
グレスはまだ飲み足りないらしく、元部下から金をせびりまだ飲んでいる。
言葉を交わしていたが、ふいにクロトが黙り込んだ。
「……どうした?」
「いやさあ、何で色々聞かないのかなって?」
今までのことで、気になる事はあるだろうに。
クロトは何一つ訪ねてこないルーナリアに尋ねた。
「……人には触れられたくないことがあるだろ?」
「でも……」
「私だってあるからな。無理には聞かない。でも……」
言葉を切るルーナリア。
「私達は親友だ。いずれ話してくれるだろう?それまで待つさ。お互い勇気が出たら話をしよう」
「ああ」
それを聞いたクロトが右手を差し出した。
「改めて宜しく親友」
「よろしく」
2人の手が重なった。
「ところで、1ついいか?」
「?」
ルーナリアが飲み会でずっと気になっていたことを聞いた。
「サイクスさんは鎧を脱がなかったな」
「いつもの事だよ」
食事中も鎧を着ていたのである。
食べたり、飲んだりは鎧を少し開けて中に入れていた。
「何で着ているんだ?」
「アイツ恥ずかしがり屋さんだから」
「何その理由!?」
「ステージⅣも恥ずかしいから使わないし……」
「何それ!?」
……意外な答えだった。
【クロトの愉快な仲間達】
クロトが旅をしていた際に知り合った仲間です。
合計8人います。それぞれ称号(?)を持っています。
相棒、兄弟、戦友、友達、悪友、朋友、盟友、心友です。
今の所は兄弟と戦友が登場していますね。
それと、仲間ではありませんが、称号を貰った人で、親友、友人、好敵手などもいます。
後、ネタバレですが仲間の内の何人かは故人です。




