第一章 第34話 悪魔
【ステージⅠ】
魔法使いの階梯です。
一番下です。成り立て、新米を指します。
魔力を感じとり、視認し、魔法を使うことが可能です。
因みに使える魔法は本人の適性によります。
この適性は特殊な機械を使えば結構簡単に分かるそうです。
例えばルーナリアさんは黒魔法の属性系に優れていますが、白魔法は死んでます。
クロトは色々使えますが、全般的に中の下です。
「……これで決着か?」
グレスが話を変えるために話題を変える。
「メンドウズ君はこれ以上何かできるとは思えません。ごめんなさいぃ」
「でも諦めている眼じゃないですよ?何か逆転できるアイテム持っているとか?」
「……ん?」
自分の考えを述べた女2人に対し、何かに気づいたクロト。
心なしか表情がおかしい。
「どうしたの?」
「いや、何でもない……」
「そう見えないけど?」
ディーネがクロトの顔を覗きこむ。
「茹でカニゴリラの気配がおかしい」
「?どういうこと?」
「気配が増えた」
「「「は?」」」
クロトの発現に3人の頭上に疑問符が浮かんだ。
「複数の気配するんだよ。しかも急に」
「理由は?」
「わからん。何かしらアイテムを使った……まさか!?」
クロトの表情が一変した。
険しい表情になっている。
「先生!今すぐ決闘止めてください!」
「どうした?急に?」
「このままだと死人が出ます!」
「どういう意味d」
全部言えなかった。
なぜなら……戦場の様子が一変したからだ。
* * *
動けないイスルギだったが、眼は諦めていなかった。
腰に着けているアイテムボックスから2つ物を出した。
1つは符。もう1つは結晶。
昨日シェードから買った商品だ。
「続けるに決まってんだろうが!【Calling Devil】!!!」
咆えるイスルギ。
投げた符が蟹に貼りつき、結晶が光る。
そして、爆発した。
爆風が晴れるとそこには蟹はいなかった。
代わりにいたのは奇怪な生物だった。
牙を持つ梟の頭、狼の胴体、蛇の尻尾をした生物だった。
大きさは先程の蟹より二回り小さい。
だが、その威圧感は桁違いだった。
「な……」
唖然とするルーナリア。
一体何が起こった?
———蟹が変身した?いや、違うな。
……あの生物の目からは意志を感じる。
すぐにそれは正しいとわかった。
「俺を呼んだのは貴様のようだな」
奇怪な生物がイスルギを見下ろし、喋った。
「あ……、ああ、そうだ」
事前にどういうものか聞いていたイスルギは少し驚きながらも答える。
「そうか。呼ばれた以上契約は果たそう。仮初の契約者よ」
獰猛に笑う。そして、自らの名を名乗った。
「戦いの舞台は闘技場。ならば名乗らせて貰おう!聞くがいい!小さき物達よ。
ソロモン王に仕えし72柱。序列第7位、炎の侯爵アモンとは俺の事だ!!!」
奇怪な生物、否、悪魔が自らの名を名乗った。
それが第3ラウンドの始まりを告げる合図だった。
【ステージⅡ】
魔法使いの階梯です。
ジョーカーが使えるようになります。
ⅠとⅡの間には壁があります。
どれだけ自分の能力を理解できるかで強さは千差万別です。
スキルの数は様々です。
ジョーカーの種別は前にやりましたので、省略です。




