第一章 第26話 親友
【風の魔法】
自然属性の魔法の1つです。
風や空気を操る魔法です。
ウインドカッターとかトルネードですね。
因みに属性系で唯一の強化系があります。
ディーネさんが得意としてますね。
* * *
俺の心友。俺が会ったことがある剣士で最も優れた剣士だな。え、そんなに剣士に会ったことがあるのか?まあね。でもこれ話すと凄い長くなるから、今は割愛。
剣士としての才能が無くてな、さらに魔力量も少なくて、攻撃魔法もほとんど使えなくて、単純な身体機能強化位しか使えなかったんだ。……まあ、奥の手があったけど。
アイツ自分でもわかってたんだよ。戦士自体に向いていないって。でも諦めずに鍛錬していたのを知っている。俺は。
ん?どうやってⅡになったか教えろ?まあ急かすな。今話す。
あるところで、2体の魔物が出てな。俺と心友で相手取ることになったんだ。ちなみに2vs2じゃなくて、1vs1&1vs1でな。
その時にアイツはジョーカーを手に入れた。ヤバかったぜ。身体中傷だらけ、骨はあちこち折れてたし、内臓も損傷してた。でも倒したんだよ。本当に凄いよ。アイツは。
次は先生だな。俺に色々教えてくれた人だ。親代わり兼姉代わりみたいな人だったな。結構博識だったうえ、かなり強い。
心友とは真逆でな。天才だった。人が使った技を、物理魔法問わずに直ぐに自分の物にしちゃうんだよ。
先生の場合はやんちゃし過ぎてな、強敵に狙われて、まあ追い詰められたんだと。その時に覚醒できたんだって。
で、俺か。俺の場合はルーナリアとだいたい同じ。以上。
え、もっと詳しく話せ?あーはいはい。
先生が本気で襲ってきてな、俺を殺そうとするんだよ。まあ、死んだらお終いだから、瀕死になったら、ポーションで回復。それの繰り返しだよ。それで私を殺せって。アレは辛かった。
* * *
話を聞き終えたルーナリア。
第一声は。
「……もしかして、あのVR用意できなかったら」
「同じことをやっていた」
「お前の先生とやらは頭がおかしい」
……何を今さら。
知っているよ。言われなくたって。
———頭おかしくなかったら、あんな事を生業にしていなかっただろうし。
それにああしなきゃならない理由もあったのだ。
「最後にもう1つだけ聞いていいか?」
「何?」
「どうして私に世話を焼いた?何の特にもならないのに」
「どうしてとは異なことを聞くなあ」
「?」
頭上に疑問符が浮かんだ。
彼の答えは、
「だって、俺たち、親友だろ?」
「え?」
思いがけない答えに黙り込んでしまう。
「私と……お前が?」
「ああ。戦って、一緒に飯を食えば、そいつは皆友達だって言ったぞ?悪友がな」
「……」
呆然としていたルーナリア。
いきなり笑い始めた。
「アハハハハハハ」
「ん?何?俺と親友じゃ嫌?」
「いや、いいさ。私はお前の友達だ」
嬉しかった。
自分を友と言ってくれて。
「ルナでいい」
「ん?」
「久しく呼ばれていなかったんだがな。そう呼んでくれ」
「じゃあ、俺はクロでいい。お前になら許す」
手を差し出したクロト。
それを握ったルーナリア。
「これからよろしく。ルナ」
「こちらこそ。クロ」
「ところで、1ついいか?」
「何だ?」
「歯真っ黒だぜ?」
「あ」
慌てて口元を押さえるルーナリアだった。
* * *
翌日学園。
席に着いて、本を読んでいたルーナリア。
すると自分に近づく人の気配に気づく。
顔を上げると、そこには黒髪の少年がいた。
「おはようクロ」
「ん。おはよーさんルナ」
挨拶を交わす2人。
するとその様子を見たクラスメイトは……
「おい聞いたか」
「ああ。名前どころか愛称で呼び合っているぞ」
「あの2人付き合い始めたんじゃないか?」
「デジョホンには風女神g」
最後まで言えなかった。
地面から鉄の鎖が出てきて馬鹿共を縛りつける。彼らが魔法発動やジョーカー展開する隙すら与えぬ速攻だった。
氷の剣が彼らの近くに落ちてきた。後数センチずれていたら串刺しだ。
抜群のコンビネーションだった。
「「次は当てるぞ?」」
凄い笑顔で言う2人。
「「「「「「はい、わかりました」」」」」」
頷くほかないクラスメイトだった。
余談だが、その後クラスにあまり馴染めていなかったルーナリアであったが、態度が少し柔らかくなったおかげか、クラスに馴染めるようになった。
【土の魔法】
自然属性の魔法の1つです。
土や地面、岩を操る魔法です。
土壁とかロックブラストですね。
ゴーレムを使う人もいます。
石化を使える人もいます。少ないですけどね。




