第一章 第25話 墨麺
【火の魔法】
自然属性の魔法の1つです。
炎熱を操る魔法です。
ファイアボールとかファイアウォールですね。
攻撃力が高いですね。
なので、試合だと禁止される場合があります。
火傷は結構シャレになりませんし。
因みに治癒魔法もあります。体力や疲労回復系の魔法ですが、かなり難しいので、使い手は凄く少ないです。
* * *
「で?コレがご褒美か?」
「うん」
その後、着替え終わったルーナリア(体育で着るスポーツ着)と合流して、とある店に向かった。
看板のない店で、頼んでおいた料理を出してもらったのである。
店主の顔にルーナリアが少し驚いたのは余談である。
「麺類好きだろ?」
「まあ……な」
ルーナリアの目の前に出されたのは真っ黒なスパゲッティだった。
イカ墨スパゲッティだろうか?
「食べてみ?毒は入ってないし」
「……」
ルーナリアはフォークを持ち、スパゲッティを絡める。そして、口に入れた。
眼が大きく見開かれる。
そのまま、黙々と食べていく。
「な?美味いだろ?」
完食したルーナリアに声を掛けた。
それを聞いたルーナリアは顔を赤らめて、俯いた。
恥ずかしかったらしい。
「これは?イカ墨かと思ったが違うな?一体何だ?特殊な魔獣でも使ったのか」
魔獣。
人間が魔法を使い出したと同時に出現した生物である。
他の生物との違いは、特殊能力を持っているという点である。
だからもちろん食べられる物もいる。
ちなみに『魔物』と呼ばれる物もいるがそれとは違う。
閑話休題。
「イカ墨でないのは正解。でも魔獣は使っていないよ。これはタコ墨。素材は普通のタコ」
「は!?」
返ってきた答えに驚いた。
タコ墨スパゲッティ?
タコ墨って食べれるの?何でこんなに美味しいの?
「イカ墨の旨味成分の12倍なんだってさ」
「……こんなに美味しいのなら、普通に売り物になると思うのだが……」
「元取れないんだよ。取れる量が少なくて」
因みにイカ(コウイカの場合)1匹の墨の量でパスタは2人前程作れるが、タコではパスタ2人前作るのに、80匹のタコ(イイダコの場合)が必要になるのだ。
更に取るのがかなり面倒なのである。
「そんなに高い物……いいのか?」
「アレだけ殺したんだ。Ⅱにするためとはいえな」
確かに殺されまくった。
下手をすると、トラウマになったかもしれない。
「……まあ、最初はどうかと思ったが……、まあいいさ。ところで聞いてもいいか?」
「いいよ。何でも答えてやる」
アレだけの目に合わせたのだ。
誤魔化しはしない。
本当に何でも答えるつもりだった。
「確かあの時、お前は心友と先生とやらも苦戦したと言ったな?」
「うん」
「なら、お前達はどうやってⅡになったんだ?それを教えてくれ」
意外な質問が来た。
てっきり……。
「どうした?」
「いやさ、『あの時どうしてあんなところから出てきたとか』、『ディーとの関係はとか』を聞かれると思ったから」
「まあ、それも気になるがな」
確かにかなり気になるが、それはそれ。
———軽々しく聞いちゃいけない気がする。
心の中でそう言った。
「じゃあ、誰から聞きたい?」
「心友とやらで」
「ん」
了解した。さあ物語を読み上げよう。
どうか聞き届けて欲しい。
彼女達の話を。
【水の魔法】
自然属性の魔法の1つです。
水を操る魔法です。
因みに水に適性の高い人の中に氷を使える人もいます。勿論使えない人もいます。
ウォーターカッターとかハイドロキャノンですね。
治癒魔法もあります。傷を治したり、骨折を治したり、病気を治したりですね。




