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Dive To Deep  作者: 亜亜亜 無常也
第一章 帰還

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第一章 第18話 必殺

【結界魔法】

結界の魔法……簡単に言えばバリアーですね。

攻撃を防ぐことが主な役割ですが、上手く使えば相手を閉じ込めたり、首に箱状の結界を張って首ポロリンチョも可能です。

通常は無属性の半透明の壁が多いです。属性の結界もあります。

後は身体に鎧状に纏わせ、接近戦する人もいます。

「すげえなあの2人」

「互角だな」

「ん?止まったぞ」

「何か嫌な予感がするんだが……」


 観客の声に意識を戻したルーナリア。

 戦場に視線を戻すと、先程までバチバチ戦っていた2人が間合いを取って離れた。

 しかも闘技場の端と端へ。

 動きが止まったため2人の様子が良くわかる。


 ディーネは制服がボロボロ。辛うじて纏わりついているという感じだった。

 下着(薄い青)が見えてしまっている。

 しかも雨のせいで服がびしょ濡れとなり、完全に体型が露わになってしまっている。

 しかし、まったく気にした様子はなかった。


 一方クロトも制服はズタボロのびしょびしょだった。

 少し長めの黒髪は顔に張り付いてしまっているが、こちらも気にした様子はない。

 首を横に傾け戻す。そして、ぐるりと回した。

 戦いの最中よくやる癖だ。ディーネ()はよく知っている。


「このままじゃ埒が明かないな」

「そうだね」

「こういう時は」

「わかってる」


 一拍置いた2人。

 答え合わせをする。


「「派手な技のぶつけ合い!!!」」


 ……ろくでもない結論だった。

 笑う。嗤う。哂う。

 派手に行こうと。自分の力を見てくれと。見せてくれと。


 クロトは両手を合わせ合掌した。

 そして、手を放すと、その中央に漆黒のエネルギーが渦巻いていく。


 ディーネは手に持っていた銃剣を柄と柄で連結させる。

 弓のような形になった。


「必殺技のぶつかり合いか。いいねえ。ありゃ空だ。チッ」


 グレスが嬉しそうに言って、ビールを煽るも空だったので、空の缶を握り潰した。

 哀れ、空の缶は手に収まるコンパクトサイズになった。


「頑張れよ!デジョホン。勝ってくれ!頼む!」

「……切実ですね」

「当たり前だ。これで賭けに負けたらオレは、給料日まで水だけで暮らさなきゃならない」

「どうぞ。そのまま即身仏になってください」

「おい!?教師に言うセリフか?それが!?」


 クロトは集まったエネルギーを球体にする。

 ドンドン密度を増していくエネルギー。


 ディーネは弓のようにした銃剣を構え、矢を引くようにする。

 凄まじい暴風が渦巻く。さらに稲妻がスパークし始める。


 そして。


 防御から攻撃に反転した闇の球体が放たれる。

———ダーク・ネビュラス

 

 極限まで圧縮された風と稲妻の矢が迫る。

———ルドラ・ヴァジュラ

 

 風と闇が、矢と球が、戦場の中央でぶつかる。

 お互いを押しのけ、喰らいあう。


「どっち勝つでしょうか?」

「引き分けと言いたいところだが」

「だが?」

「結界が持たん」

「はい!?」


 パリィィィ


 闘技場の結界が木端微塵に砕け散った。

 彼らの攻撃の余波に耐え切れなかったようだ。


「あーあ、だから『四神結界』か『グレイプニル』並みの結界張ろうつったのに」

「無理ですよソレは……」


 因みに四神結界とグレイプニルは結界系の魔法で最高ランクだ。

 使える物はかなり少ないうえに面倒なのだ。


「で、どうするんですか?」

「止めるしかあるめえよ、と言いたいところだが」

「が?」

「あの2人まったく止まりそうにない」

「はい!?」


 戦場に視線を移す。

 するとそこには結界が破れたことをお構いなしに戦い続ける2人がいた。

 クロトは闇を纏い、剣で斬り込む。

 ディーネは風を纏い、風で攻撃。

 風などの攻撃の余波が遂に観客席に飛んでくる。

 遂に観客達が逃げ始める。


「仕方ねえ。止めるか」


 グレスが立ち上がり、咥えていた煙草を吹き出した。

 どこからともなく剣を出す。

 具現型のジョーカーである、ロングソードだった。


「と思ったけどやめた」

「「「「「「なぜ!?」」」」」」


 いきなり方針転換したグレスにルーナリアと逃げていなかった観客達がツッコミを入れた。

 それに対し、剣を消し、新しい煙草をふかし始めたグレスが上空を見た。


「止めてくれる奴が来たからな」

【四神結界とグレイプニル】

結界でも最高ランクの魔法です。


四神結界は、四神である青龍、朱雀、玄武、白虎に加え、応龍と麒麟を象った壁を作り、合計6面で閉じ込める魔法です。防御力は最高です。ただし、使うとしばらくは他の魔法を一切使えなくなるほど消耗します。


グレイプニルは幾つもの鎖が絡み合う結界です。瞬間的な防御力は四神に劣りますが、修復力は勝ります。消耗度はこれも凄いです。


この2つですが、結界系の魔法が得意で、余程修練しないと使えません。

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