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Dive To Deep  作者: 亜亜亜 無常也
第一章 帰還
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第一章 第10話 昼前

【具現型 その3】

まだ続きます。今日は細かい分類です。


例えば武器なら、剣や斧、槍のような近接武器、銃や弓、バズーカのような遠距離武器などがあり、さらに変形し幾つかの形状を持つ武器や、全身鎧や双剣のように複数で1つの武器、投げナイフや投げ槍のように無限に出せる武器、列車砲のような巨大武器、戦車や飛行機、ロボットのような乗り物との兼用などなど。色々タイプがあります。

このようにキリがありません。ちなみに表記するときはこんな感じです。例えば、斬撃操作の剣だったら


具現型/道具/近接武器


と言った感じですね。/で項目が増えます。無限に増えるなら「無限」、変形するのなら「変形」といった感じです。

()()()()の授業にクロトはと言えば、


「まあ、悪くないな」

「いきなりどうした?」


 感想を口に出してしまい、ルーナリアからツッコミをもらった。

 因みに授業は彼女に教科書を見せて貰ったり、色々わからないことを教えてもらっている。

 ……意外に面倒見がいい。


「中々わかりやすい授業だったなって思ってね」

「ああ……まあな。この学園の先生は皆結構優秀だからな。……変人も多いが」

「もしかして、あの2人以外も?」

「……」


 何も言わないルーナリア。

 先行きが不安になったクロトだった。

 ちなみに、この後2コマ授業があったが、先生は結構個性的だったとだけ記しておく。


 * * *


 3コマの授業(1コマ90分)が終わりお昼時。皆お待ちかねの昼食の時間である。

 因みにこの学園にはちゃんと学食がある。

 そのため、学生と教員は学食で食べる場合と、弁当を持ってきて好きな所で食べる場合がある。

 クロトはと言えば……。


「昼食はどうするんだ?」


 ルーナリアが訪ねてきた。

 因みにルーナリアはいつも学食である。

 料理は出来ないこともないが……。

 因みに麺類をよく頼んでいる。今日はうどんの気分だった。

 狐うどんが無性に食べたかった。


「わからない」

「は?」

「教室で待ってて言われてる」

「誰に……って聞くまでもないな」


 彼を誘う人など1人しかいない。

 そして、噂をすれば……。


「クーロー、お昼食べよう!」


 ディーネ・ウインドウズだった。

 手には巨大な重箱を持っている。

 おそらくお弁当であろう。

 ……本当にただの知り合いなのか怪しくなってくる。


「作ってきてくれたのか。すまないな」

「いいって別に。まあ、マリアの料理に比べれば劣るけど」

「あの銭ゲバと比べるな。アレは異常だ」


 おそらくアイツは……朋友はその気になればどこぞの新聞社同士の対決や、どこぞの学園でも勝ちを狙える料理の腕前の持ち主だ。


「そう言って貰えると嬉しいな。じゃあ、食べよう」

「ああ」

「あっ、ルーナリアさんも食べる?」

「いえ、別に私は……」

「いいから、一緒に食べよ。いつも学食でしょ?それに沢山作ったから1人増えてもあんまり変わらないし、それに……」


 ディーネが言葉を切った。

 そして……。


「クロが今日お世話になったみたいだし」

「いえ、席が隣だったから……」

「気にしないでいいって。クロってね、好かれる人にはとことんまで好かれるけど、嫌われる人には殺し合いになるほど嫌われるからね。ルーナリアさんはそんなに悪感情抱いてないみたいだし。」

「……」


 図星だった。

 最悪と言ってもいい出会いだったが、今日1日彼と話してわかったことがある。

 自分はこの男があまり嫌いではない。

 性格は案外まともだし。


「……ではお言葉に甘えます」

「そうしとけ、ディーは結構料理上手いからな」

「作り方通り作れば、程々にはなると思うけど?」

「……ならないのが約1名いるだろう?忘れたのか?あの惨劇」

「……」


 何を思い出したのか、冷や汗を垂らし始めたディーネ。

 ……どういう意味なのか気になったルーナリアだったが、嫌な予感がしたので聞かなかったことにした。


【具現型その4】

これで終わり……だと思います。とりあえず。


化身は様々です。人型から動物型まであります。大きさも手のひらサイズから、数十階のビルサイズまで。ダメージのフィードバックもピンからキリまであります。

それと、化身の修復スピードは道具より早いです。


言い忘れましたが、大型の化身を展開する人は一部だけ展開といった器用な真似をする人もいます。


これで、具現型は一旦終わりです。次は融合型です。

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