第三章 第[2]二話 新キャラ?否、違う
【国について】
新西暦の地球の国の状況ですが、まあ今と同じく大国小国様々です。政治や文化も様々です。細かく書くとキリがないのでこれくらいにしときます。
詳しいのはいずれ。
「で?その対校戦って何なの?」
クロトが3人に聞く。
すると。
「大国7つの魔法学園が魔法を競う大会だ。旧西暦で言うなら、学生のオリンピックみたいなものだ」
声が響く。
その方向を見ると、濃い金髪碧眼の少女が立っている。
この学園の生徒会長である3年プラシラ・シェイローンだった。
手にはカツ丼を持っている。
「会長、生きてたんですね」
「勝手に殺すな!?」
ディーネのボケにプラシラがツッコミを入れる。
どうやらツッコミらしい。
「へえ、この人が会長か」
「いやいやいや、知ってるだろう!?一度会っただろう!?我ら!?」
クロトのコメントにさらにツッコム。
あの決闘の時に会ったのだが。
「しょうがないですよ。会長。クロは無関係の人は忘れますから。すぐに」
「いや、それ威張れないぞ?」
今までの会話を聞いていたルーナリアがぼやく。
クロトとディーネを除き皆が首を上下に動かして、肯定する。
閑話休題。
「へえ、そんなのがあるんだね。やっぱり皆出るの?」
クロトがお好み焼きを食べながら聞く。
それにプラシラがカツ丼を食べながら答える。
因みに席にはプラシラも加わっている。
「そりゃあ、十傑はもれなく全員参加だ」
「そっか。まあ頑張ってね!」
「何を言っている?お前も出るんだぞ?」
いきなりの爆弾発言。
「は?」
クロトが惚ける。
「はい?」
クロトが首を捻る。
「ん?」
クロトは一口お好み焼きを食べた。
「……俺、出るの?」
「「「「前置き長いわ!!!」」」」
キョトンとしたクロト。
それに、女子4人が咆えた。
【対校戦】
ファンタジア王国含む大国のうちの7つにある魔法学校が様々な競技で優劣を競う大会です。例えるなら学生オリンピックです。因みに大国と認められているのは10個?あります。この中の1つが微妙なので?が付いています。
10個全部参加しないのかと疑問に思うかもしれませんが、魔法学校がないところと、争う気がないところ、鎖国しているところなので参加しないのです。まあ、来賓としては来てますけど。一応。