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Dive To Deep  作者: 亜亜亜 無常也
第一章 帰還
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序章(プロローグ)α

【このコーナーについて】

皆様初めまして。

私は……そうですね、まだ本名やいつも呼ばれている呼び名を名乗る訳には参りません。なのであの子が使う名前にあやかって、ジェーン・ドウとお呼びください。別にジェーンでも構いませんよ?

前書きと後書きのコーナーで解説を担当する事になりました。

用語解説では、登場人物や使う能力、道具、用語などを解説を致します。

因みに、今回の前書きは説明ですので、解説はお休みです。

悪く思わないでくださいね?


 * * *


 魔法が現れたのは、一体いつの頃かは正確にはわかっていない。

 

 ただ、旧西暦22世紀———今より文明がある程度(結構とも言えるかもしれない)進んだ時代———の中頃に発生した、第三次世界大戦にて、調子に乗りすぎて全世界を敵に回し、ピンチになったとある国家の兵隊達が超常現象を使って敵を屠るようになったのが、最初に現れた魔法と言われている。

 

 この頃の戦争は生身の兵隊など居てもただの肉袋にすぎなかった。

 何せ操作精度が上がり、自国どころか自宅からでも可能になった無人機での爆撃や、遂に(一部の好事家や暇人により)開発されたロボット(巨大から人型まで選り取り見取り)や、攻撃力と命中精度、飛距離が格段に上がった超長距離ミサイル、「宇宙条約?知るかそんなもの」とばかりに某国が作ってしまった『神の杖』と呼ばれる宇宙兵器、遂に実用化され、一部の兵士達に与えられたレールガンなどなど。上げればキリがない。

 

 質は数に勝る?なんだそれは。誰が言った。言ったやつを連れてこい。ぶっ殺してやる。戦いは数だ。圧倒的な数で蹂躙するのだ。フハハハハハハ……、ゲホッゲホッゲホッ……。

 

 そんな時代だった。

 第三次戦争で世界中を敵に回した国はボロ負けしていた(当たり前だ)。

 爆弾を巻き付けての自爆テロ(年端もいかない子供を使う場合が多かったらしい)や神風特攻(第二次大戦でどこぞの国が行った物を盛んに行った)のような、人を人とも思わぬ戦法で損害を与えていただけだった。

 

 ところどっこい、終盤に状況は一変した。

 負け続きの国が数十人の兵士を戦場に送り出したのだ。

 彼ら―――彼女らかもしれないが(この頃の戦争は女性も戦場に出るようになっている。割合的には、男:女=2:1位)―――もまた最新兵器の雨あられにより無残な姿になるかと思われた。

 ところが、無残な姿を晒したのは最新兵器達だった。

 爆撃機は撃ち落とされた。まるで猟師に撃ち落とされる鳥獣のように。

 ロボットは壊され、粗大ゴミとなった。資源ゴミの日に捨てるしかないだろう。

 長距離ミサイルや神の杖の攻撃もまったく通らない。かなりの数が撃ち落とされた。

 

 ある兵士は出現させた上半身だけの巨人によりロボット達を打ち壊した。

 ある兵士は透明な壁を作り出し、ミサイルや神の杖の攻撃を防ぎ切った。

 ある兵士は自らの腕を銃器に変え、爆撃機やミサイルを撃ち落とした。

 ある兵士は鎧に身を包み、時代錯誤な剣と盾を携えて、敵を切り裂いた。

 ある兵士は氷を操り、戦場一体を氷河期へと変えてしまった。

 ある兵士は全身が変色し、攻防一体の肉体となって、敵を身一つで葬った。

 質が数を上回った瞬間だった。


 この戦いは今まで負けていたフルボッコにされていた国の始めての勝利だった。

 よしコレで勝てる。そう思っていたかは定かではない。

 だが、戦況は変わると思っていた。

 勝利を掴むこともできると思ったのだ。

 

 ところが、そうは問屋が卸さなかった。

 他の国でもなぜか急に続々と魔法を使う兵士が出てきたのだ。

 その結果、多勢に無勢でその国は負けてしまった。

 その後、勝利国達は敗戦国の上層部を捕えて、尋問しようとした。

 ところが、この国の上層部は……全滅していた。

 全員グチャグチャで原形すら留めていなかった。

 おそらくブレインリーダー―――記憶を読み取る装置―――にかけられないようにしたのだろう。

 結局全ては有耶無耶になってしまった。


 それから、魔法は周知されて、少しずつ一般的になった。

 使える物はまだ少なかったが、少しずつ増えていった。

 その後、第四次世界大戦(後にラグナロクと呼ばれる)で()()()()が起こり、旧西暦は終わりを告げた。そして新西暦が始まったのである。


 新西暦は今までとは全く違う時代になってしまった。

 何せ、国土や環境、生態系、文明などが一変してしまった。

 ……それでも適応していったのは流石人類というところだろうか。


 これから始まる物語は新西暦に来てしまった、とある男の物語。

 これは華々しい英雄譚でもなく、毒々しい復讐劇でもない。

 ただ戦いを終えて、日常に()()()戻ってこれた男の物語。


* * *


 やっと、やっとだ。

 やっと帰れる。

 懐かしいあの場所へ。


 やっと、やっとだ。

 やっと会える。

 大切な、宝石のような仲間達に。


 長かった。本当に長かった。

 どれくらいの時が経ってしまったのだろうか?

 できることなら、数年の誤差で済めばいい。

 ここは時間と空間がないので、どれだけ経ってしまったかがわからない。

 もしかして、もしかしたら、仲間達はもういないかもしれない。

 でも……、それでも……


「帰ろう」


 万感の思いをこめてつぶやく。

 こうなってしまったことに後悔はない……と言ったら嘘になる。

 でもそうするしかなかったし、覚悟は決めていた。

 だからこそ、絶対に帰ると決めていた。


「でもなあ……」


 不安がある。

 帰って、仲間達に会えたとしても……

 兄弟には殴られるかビンタを食らうだろう。……おそらく3:7でビンタだろう。間違いない。

 戦友には重火器一斉掃射を食らうだろう。……後で弾を使いすぎて、地面にうなだれる姿が目に浮かぶ。アイツ後先考えないから。

 悪友には高い酒を沢山奢らされるだろう。……シャバにいればの話だが。仮釈放されているか、恩赦を貰っていればいいのだが。まあ無理か(笑)。

 心友は……。

 ———何か帰るのが若干嫌になってきた。

 でもまあ、それぐらいなら覚悟はしている。

 でも泣かれるのは困る。非常に嫌だ。

 何で女の涙って嫌な気持ちになるんだろう?心に刺さるというか。

 そういえば、先生も言っていた。女は泣かすなと。

 不安もあるが、……不安の方が多いがそれでも、


「帰ろう」


 もう一度呟く。

 この機会を逃したら、いつになるかわからない。

 帰った後のことは、後で考えればいい。

 帰ってやらなければならないことがある。

 まずは帰ろう。このチャンスは逃せない。

 だが……使える武器はない。

 ()に折れてしまった。

 ならば……

 

「借りるぞ盟友、キレのいいやつを貸してくれ!」

 

 大切な仲間の技を使う。

 拳を引き、突き出す。ただそれだけの技。

 彼女が気に入っていた技。

 全身の力を込めたストレートパンチ。

 弾丸のような、鮫のような拳が、空間の亀裂———やっとできた小さな希望———に炸裂した。

 だが壊れない。

 亀裂は少ししか広がらない。

 ———ならば!

 一度で届かないなら、何度でも。何度でも。

 幾度となく、果てもなく。

 そして……。


【世界大戦】

旧西暦で4回起こった世界を巻き込んだ戦争です。

1次2次は調べて貰えばすぐにわかると思いますので、3次と4次について解説を致します。


3次はある国が世界に喧嘩を売って、勃発した戦争です。

因みにこのある国ですが、国としては認められておらず、テロリスト集団扱いされていたそうです。

本文にもありましたが、全く相手にならなかったようです。それはそうですね。

ですが、破れかぶれになって、核を撃ったり、特攻したりでかなりの被害が出ました。

まったく狂信者は怖いですね。

因みにモデルは……多分言わなくてもわかりますね。


4次は元々小競り合いだったのが飛び火して始まったそうです。物騒な話ですね。

魔法や近未来兵器が乱舞したので死者は凄まじく、人口がかなり減ったそうです。

ところで、2次の時のある国の戦時下の言葉で「欲しがりません、勝つまでは」と言うのがあるらしいですね。

4次の時は「何でもやります。勝つために」と言う言葉が流行ったそうです。

どういう意味かは……今は語りません。まあ察せれる人もいるでしょう。

この乱舞のせいで、『とある事』が起こってしまい、旧西暦は終わりました。

とある事についてはまたいずれ解説します。


次回もまだ序章です。数日以内には投稿する予定だそうです。


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