EMILY JANE BRONTË の詩に寄せて
荒野に咲く薔薇よりも
冬にも緑を輝かす柊を好んだ貴女
貴女のように荒野を歩いていけるだろうか
自らの胸中に偽りを持たない故に
茨の道を選び、安らぎよりも涙を流す貴女
貴女のように荒ぶる風に吹かれながら彷徨できるだろうか
自分の魂は臆病ではないと言い切る貴女
貴女は何者をも畏れない
心に強い信仰を持っている
わたしも貴女のように覚悟を持って
自分自身の性質が導くままに進んでいけば
荒野や山々の果てに
貴女の心を揺さぶった大地を知ることができるだろうか