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第三話

はいお久しぶりです!

ではどうぞ!←

「瑞未ぃいぃいぃぃいいいいいい!!!お腹空いたぁぁぁぁああああああああぁぁあ!!!ご飯はぁあぁぁあああああああああ!?!?」

「うるっせぇなまだ五時だろうがぁああ!!」


僕にご飯を要求しているのは三日前に家に転がり込んで来た、赤髪碧眼美人の緋弥だ。男だ。

餓死しそうになっていたので心配になり家に招き入れたがそれ以来こいつは居候である。

こんな生活も悪くないなと思っていた。だ!が!

僕には知る権利があるはずだ、あいつの正体についでだ。


「なぁ、緋弥。聞きたいことがあるんだ。」

「ん?なぁに?俺の家族について聞きたいって?」

「いや、ちょっと惜しいっつーかだいぶ惜しいな?俺が聞きたいのはなぁ」

「ま、まさか、僕の出生について…!?」

「うん、なんかお前はテレパシーでも使えるのに無駄な使い方してるやつなの?ものすっごい惜しいよ?当ててみ?その考えのまま当ててみ?」

「ま、まさか…あの事について!?」

「そうだよ!その事だよ!言ってみろ!!当たってるから!」

「俺の…」

「うん…!」

「好きな食べ物!ハンバーグかなぁ!!」

「ちっげぇぇぇええわぁぁああ!!!なんで家族→出生→ハンバーグって行っちゃったの!?」

「えーじゃあなんなんだよぉ、君が俺に聞きたいことってさぁ?」


こいつあっさり話変えやがった。僕の怒りバロメーター10%上昇。


「お前、人間じゃあないだろう?」

「え、な、何をいってるんだぁぁぁああああい?????ん??」


明らかに焦った。めっちゃ目が泳いでたし、こんなに汗掛けられたの初めて。

僕がこいつを人外と思う理由はちゃんとある。


「僕、見ちゃったんだよね、昨日。」

「昨日!?何を見たんだい!?!?」


そう、あれは昨日風呂に入ろうとした時だった_____



『瑞未ー!風呂空いたよー!』


緋弥は和やかな顔をしてリビングに入ってきた。


『んー、もう少ししたら入るわー。」


僕は学校の課題がどうしても解けなくて夜中まで課題をやっていた。

一日目は緋弥を風呂に入れて放っておいたらいつのまにか風呂から出ていて風呂の水は全部抜かれていた。僕がまだ入ってないのに。

課題が終わったので風呂に入ろうと思い、立ち上がった。緋弥はソファで静かに眠っていた。更衣室で服を脱ぎ、風呂に入ろうとした。すると…


『な、なにこれ!?え!?』


緋弥は一日目のように水を抜いてはいなかった。

だが緋弥が入った後の風呂の水は、スライムのような弾力性があった。しかも青かった。これ明らかにスライムだ。

いや、そんな事はどうでもいい。それよりスライムがここにあるって事はあいつが何かしたということ以外に考えられなかったんだ_____


「と、いう事なんだけどさ。」

「へ、へ、へぇ?そうだったの?夢でも見たんじゃないの?」

「いや、あれは夢じゃなかった。」

「じゃ、じゃあそのスライムがあったって証拠は!?」

「ちゃんと採取してあるぜ」

「はぅん!」


はぅんと言いながら緋弥は倒れた。フリをした。


「うぅっ、君には参ったよ、瑞未。でも教えるわけには行かないんだよ!」

「今日の晩飯ハンバーグ」

「ぐっ、ま、負けるか!」

「チーズイン」

「ああぁあん!!わかったよ!話すよ!」


へっチョロいぜこいつ。


「じ、実は、俺」

「…」


はい、正体明かされませんでしたね!

気分です。気分で予定変更するんです。


さて、次話はついに緋弥の正体が明かされます!お楽しみに!

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