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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

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短編

祖父母の家

作者: 神通百力
掲載日:2026/11/05

 これは私が高校生の頃に体験した話です。


 その日は夏休み真っ只中で、祖父母の家に泊まりに行くことになりました。

 祖父母の家は山の近くにあり、周辺には遊べる場所がなく、私はあまり乗り気ではありませんでした。


 しかし、帰省の理由がぎっくり腰になって動けない祖父をお世話するためだったこともあり、行かないわけにはいきませんでした。


 祖父はベッドに横になり、自分では動けないようでした。両親は祖母に休むように伝え、何から何まで祖父の世話を行いました。

 私も微力ながら、両親を手伝い、祖父の世話をしました。


 その日の夜のことです。

 私は二階の寝室に布団を敷き、一人で寝ていました。

 ぐっすり眠っていた私は首に圧迫感を覚え、息苦しくなり、目が覚めました。

 目覚めた私の目に飛び込んできたのは、鬼の形相を浮かべる祖父でした。

 祖父は無言で私の首を絞め付けていたのです。


 私は突然の出来事に頭が真っ白になっていました。祖父の行動が理解できず、戸惑っていた私はふと思い出しました。祖父はぎっくり腰で動けないことを。

 ぎっくり腰の祖父が二階まで上がってこれるとは思えませんでした。

 私は抵抗しようとしましたが、どうにもならず、気付けば、意識を失っていました。

 再び目が覚めた時には祖父の姿はありませんでした。

 確認したところ、両親は夜中の間、祖父に付きっきりのようでした。


 私の首を絞めたのは祖父の姿をした何かだったのか。あるいは祖父だったのか。

 それは十数年経った今でも分かりません。

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