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100冊はラノベを読めと言われても私は、推し作家の文体や物語世界しか読めません!

作者: 白夜いくと
掲載日:2026/05/17

 夏目漱石の文体が好きだ。あれは、唯一病気(躁鬱)になってもまだ目で追いかけられる。しかも、一節に涙したり頷いたりできる。


 言葉に不思議な力があると思う。


 ミヒャエル・エンデの洞察力や物語・世界観が好きだ。唯一病気(躁鬱)になっても、読んでいれば脳内劇場が浮かび出す。


 言葉の中に不思議な力があると思う。


 令和は文学作品に溢れている。

 小説家になりたければ……特にラノベ作家になりたければラノベを沢山読めと言う人が多い。例えば流行りのものを100冊ほど。きっと市場調査のためなのだろう。


 しかし、私はそれが苦痛で、たまらなく辛い。


 それならば、夏目漱石やミヒャエル・エンデの本を何度も繰り返して読むほうが遥かに楽しい。


 私は、本に付着したインクを目で追う癖があるわけではなく、私が『文章と認識できるもの』しか知覚出来ないからだ。


 私の言う『文章』とは、メッセージとか命題とか格好いいものを染み込ませたインクのことでは無い。


 私が欲しいと思う普遍的な『ずっと変わらないで欲しいもの・変わらないものを閉じ込めたインク』なのかもしれない。


 それを夏目漱石もミヒャエル・エンデも、描くのが上手いように感じる。洞察力と表現力がずば抜けて高い作家(翻訳家?)なのだと思う。


 さて。

 ラノベはそこを目指すべきではない。お門違いだと言われるかもしれない。でも、本当にそうだろうか。


 夏目漱石の文章は読みやすく、物語展開もわかりやすい。ミヒャエル・エンデの物語はどこか滑稽で鋭くまた、優しい。


 この2人の作品から得られることは、無作為に選んだラノベよりも、学習や想像力、洞察力の成長を助けるのではないか。


 そんな事を思ってしまう。


 もちろん、読みたいと思ったラノベを大切に読むのは間違いなく楽しめる。しかしやはり、ラノベ作家になるためにラノベを100冊読むという行為自体は、あまり効果がないように思う。


 市場調査として読む本の、何が楽しいのだろう……。



 こう思う私はきっと、このサイトが消えたりアカウントが消えたりしたら『無かったことに成る』のだろうな。


 一生作家になることなく。


 でも、それでもいいと思っている。上記のことに気づけたからだ。大事な本というものに、古いも新しいもない。


 ただ、ラノベというものの多くに馴染めなかっただけ。気に入っている作品も少ないが、有る。


 良いんだ。


 作家になれなくても。

 私は私の好きにやる。


 本なんてそんなに買わない私の意見や言葉なんて信じちゃダメだよ。これはほんのたわごとだ。


 最後まで読んでくれてありがとね。


 それでは。


 皆様にも、好きな作家やラノベ、文学作品があると思います。誰が何と言おうと、それらを推すことを恥なんて思わないでくださいね。


 


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― 新着の感想 ―
 それでいいんじゃないですか? 私はデビューとか狙ってないし、なんなら収益化設定も自作にしてないので参考にならないかも知れないですけど。  まあ、たくさん読んだ方が自分が頭に浮かべたシーンを文章にす…
 まあ、ラノベの殆どは安直に人間の欲望を肯定するだけの物語ですからねぇ。  これも一種のダダイズムなんでしょうけど、現実逃避と借り物での成功というシュールさがあるのかも知れません。読後正気に戻ることで…
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