第15話 天を裂く雷と迅雷の突撃
箱庭へ向かう皇帝直轄の大軍は、数だけで圧してくる。だが、**速度と一撃の精度**で応えるのがトール(とーる)率いる迅雷隊だ。彼らは雷を纏い、風のように敵陣を切り裂く。
夜明け前、トールは小声で号令をかける。「一瞬で決める。迷うな」その声は短く、だが鋭い。部隊は息を合わせ、闇を裂くように飛び出した。雷が地を走り、敵の槍列は瞬く間に崩れる。
トールの突撃は単なる破壊ではない。彼は敵の**指揮系統**を狙い、将たちを一人ずつ無力化する。シルヴィア(しるゔぃあ)の狙撃が連携して、敵の統率は瓦解する。雷の轟きと矢の閃光が混ざる戦場は、まるで嵐が舞う舞台のようだ。
戦が終わると、箱庭の東側には静かな朝が訪れる。だが、勝利の代償は小さくない。負傷者を抱え、エレナ(えれな)と医療班が忙しく動く。アーク(あーく)は塔に立ち、遠くの地平線を見つめる。彼の瞳は冷静だが、そこには確かな決意が宿っている。
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