3つの扉
選択に迫られている
悪鬼がどこまでも私を追いかけてくるが故に
抵抗出来ない私は逃げる事しか出来ない
助けは期待できない
人々の目には悪鬼が見えないものであるのに
私には見えてしまう
それが悪鬼には面白くない事らしく
私は狙われる事になってしまった
別の世界に行って完全に逃げ切るしか道はない
目の前には3つの扉が用意されている
その内の2つがやはりこの世界と同じ何処かの場所で
その内の1つが別次元の悪鬼が来れない場所である
選択を誤れば私の命に大きく関わっていく
悪鬼の迫るスピードも速く
あと2分もすればここに到着するだろう
人にはそれぞれ運というものを持ち合わせている
私の持っている運でこの先の扉の選択が決まる




