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少女の死は絵空事

1910年代 とある教会で少女は血まみれで涙を流している。声はなく、その目は絶望に染まっている。

ここに住んでいる子供達は皆孤児たち…皆家族だったものが床に散らばっている。父親のように慕っていた神父も一番中の良かった妹も全て奪われた。

そう…首に十字架を下げ銃を持ったマフィアのボスに

その少女は最後にこの言葉を遺言に彼に話しかけた

「どうして…こんなことするの?」

その男は銃を少女に向けてこう言った

「神の導きだからさ。」

銃声が鳴り響き少女が頭から血を流して倒れる…その姿は他にあるどんな物よりも綺麗だった。

           8

今年は2000年ほら、大阪に万博とかフランスの大聖堂、が造られ6.11と6月8日というアメリカに原爆が落とされ、東京にテロリストにハイジャックされた飛行機が落ちた(逆だっけ?)あの年。

俺達映画同好会は金欠を理由に市の図書館の映画コーナーで各々好きな映画を観ていた。

この映画コーナー結構よくて、新作がすぐ出てくるし、500円払えばドリンクバーもあってオタク学生の溜まり場みたいになっている。

「いい?そもそもホラー映画ってのはね。続編が出れば出るほど怖くなくなるもんだから作らないほうがいいの。チャイルドプレイって映画も5作目は家族愛にあふれたコメディー映画よ。」

「でもさ、ホラー映画が何作も続いて、何も良いことがなかったってわけじゃ無いんだ。何作も続いたおかげでジェイソンとフレディー、貞子と伽椰子、エイリアンとアバターが戦ったんじゃないか?」

そんなことで言い合ってるのは部長の成宮志乃(18)と部員で同じ学年の橘明日(17)この二人は俺なんかよりかなりの映画好きで、ある程度見てる映画も同じなんだが、趣味の違いでいつも揉めている。

「ねぇ、間宮君はどう思う?やっぱりホラー物とかアクション物って、1作で終わらせればいいと思わない?」

そんなこと最近入ってきて、最近土曜ロードショーを卒業した俺に聞くことか?

「あんまり見たこと無いな。そんなにつまんないものなの?2や3って」

呆れる成宮先輩

「はぁ…良い?間宮尚弥君絶妙に呼びにくい名前の貴方はまだこの会話に入るのは早いわ。さっさと、この図書館の映画全部見てきなさい。話はそれからよ」

そっちから話かけて来たのに…そしてさらっと名前ディスられた。

「そうだぞ。間宮お前はまだ土曜から抜け出せていない。さっさとこい。金曜プレミアムの世界へ」

橘はうるさい

「はいはい分かりましたよ。修行してきます。」

といっても、俺のお気に入りはすでにある。この最初見た映画、「マフィアハンターG」(上映時間30分)

教会で平和にくらしていた孤児の少女、ルナがクリスチャンのマフィアのボスに殺されてしまう。どちらも神のそばにいるのに結局は、力があるやつが勝っちゃうよね?というちょい考えさせられる内容がいい。

何よりも少女が可愛らしい。いや、なんというか悪いこと教えたくなるというか、清純って感じがたまらない。だからこそあの殺されてしまうラストシーンは見てられないんだけど…

でも雰囲気や、ビジュアルが素晴らしいから何回も見てしまうんだよな…

ヘッドホンを頭に付けて、円盤をレコーダーに入れ、映画が開始して20分、ルナは教会の神の像に祈っている。あと少しで彼女は殺されてしまう。

「神様…これからも私の家族を見守ってくださいね」

はは…この数秒後に全員殺されるんじゃ、神なんていないって思うしかないよな…

「え?今なんて?」

きょとんとした顔で上をみあげる

ん?こんなセリフあったか…?祈ったあとすぐ殺されるはずだが…

「殺される!?」

ルナが叫び、立ち上がる

「は?」

その直後、教会の正面扉が開き弟がルナの元に走って近づいてくる

「お姉ちゃん!逃げてっ……」

目の前で弟の頭が破裂すし、大量の血がルナの服にかる。

その後の展開は同じ…エンドロールが流れている途中でさっきの異変がおこった所まで巻き戻そうとするが、リモコンに反応がない。なぜだ…いつも反応するのに音量は効くから電池切れではないはずだが…エンドロールが終わった直後、最初の場面にいきなり巻き戻され、ルナが冬の街に買物袋をもって立ち尽くす場面に戻るその直後ルナが今まで見たことない表情で地面に嘔吐する。

「私…皆……さっき……殺されたの?」

………あぁ。そうだよ君達は殺された

好奇心で問いかけてみる

その直後彼女は今まで見たことない顔で泣き崩れるその顔はとても演技とは思えなかった。

            7

「嘘だろ…」

画面の中のキャラに…テレパシーを送った?

ハハッ…まぁ、最近のAIって流暢に喋ったりするし…すげぇーなー今のAI。

なに?これもしかしてやるドラのリメイク?何年前のやつやってんだよ俺生まれてないし…

あっちの様子は、突然泣き崩れたルナを、街の人がなだめている。もちろんこんなシーン無い。

3分くらいたった…まだ泣き続けている………………

………ちょっと長いな。

はー!ルナちゃん可愛いね!特にその身体と顔!!ちょっとおじさんとデートしてくれなぁい♡

「キモいッ!!」

よし!泣き止んだ!!そしてこれで分かった。これは殺されてしまうバッドエンド確定のヒロインを救い出す!異世界操っちゃう系のゲームだったのだ!!

つまりこれだ!

少女と〇〇する

P63へ

少女と手をつなぐ

P65へ

これはちょっと分からんか……

まぁ…いい。

そして俺はそのプレーヤー。

少女を救い出すために、テレパシーまで手に入れてしまったギ〇ロマニアックスだったのらー!

フハハハ!そうと分かったなら早速プレイしてやる。

ルナ!聞こえるか!?

「キモいです話しかけないでくださいあと死んでください」

あっ…もしかして今思ったこと全部聞かれた…?

早速詰み?








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