照れ隠しにコーヒーを淹れてみる
今日は金曜日!『金曜 女のドラマシリーズ』です(*^。^*)
多分……腕の重さと背中に感じる胸の熱量で目が覚めた。
やらかし? しがらみ?
言葉が頭に浮かび
私の顔は恥ずかしさに火照るけど
裸でくっ付き合っているのだから
お尻、背中、そして胸と……また熱を帯びて来る。
私は身持ちが堅いから……
いつも居住まいは正していた筈なのに……
タガを外したのはお酒のせい??
それともお酒を理由にしたの??
いつもはピッチリ閉めている心の扉を開けたら、お話しが止まらなくなって……
お店の行燈を消されて退店の憂き目に遭い、とっくに電車も終わっているから
この人と一緒にタクシーへ乗り込んだら
自分の住所を告げていた。
そして……
親でさえ来たことの無い私の部屋のドアを開けて、この人を中へ招き入れた。
そう!
中へ
そうして私達は
淫らな汗のにおいに塗れて
ひとつのシーツに包まれている。
今、頭に浮かんだこの言葉が
また私に火を点ける。
男の腕の拘束が……
こんなにも愛おしいなんて!
ふう~っと息をついて
少し体をぶらせたら
『男』が
コツン!と当たったので……
後ろ手に自分のお尻の稜線に沿って手を伸ばしてみると
彼のくちびるが背中に押し当てられて私は呻く。
でも幸い……
男はまだ夢うつつなので
私は何とか“拘束”をすり抜けて
照れ隠しでコーヒーを淹れた。
そう!慌てる事は無い。
まだまだお休みは始まったばかりなのだから。
まあ、こんな感じです(^^;)
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