表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

幻想恋慕曲

2017年春、地方都市の公立高校。桜が舞う校庭で、博麗霊夢は弓道の矢を構える。16歳、弓道部エースだが、弁当を忘れて腹ペコだ。そこへ、ドカンと爆音。霧雨魔理沙、科学部の16歳が「魔法の実験」と称して花火を爆発させた。「うるさい!集中できない!」と霊夢が睨む。「だぜ、巫女みたいな女が弓なんて古くさい!」と魔理沙が毒舌。初対面で火花が散り、互いに「最悪の奴」と認定する。文化祭の準備で同じ班になり、魔理沙の花火が失敗。霊夢が「雑だな」と笑うと、魔理沙が「なら手伝え!」と手を握り、火薬まみれの材料を渡す。霊夢は手の熱にドキッとする。胸が跳ねるが、「ただのクラスメイト」と否定。魔理沙も霊夢の笑顔に「変な女」と呟くが、目が離せない。(魔理沙の目は真っ直ぐすぎて、弓の的みたいに心を貫く。こんな騒がしい奴、ただの邪魔者だろ?なのに、なんで胸がこんな跳ねる?)(霊夢の笑い方、ズルいぜ。なんでこいつの顔、頭にこびりつく?ただのウザい女だろ。花火に集中しろ、俺!)

夏、放課後の校庭。霊夢が弓道場の掃除をサボると、魔理沙が花火材料持参で現れる。「またお前か」と霊夢がため息。「ズボラ巫女に用はねえ!涼しいだけだぜ!」と魔理沙がベンチに座る。コンビニのジュースを半分こし、「ケチるなよ」と霊夢に渡す。魔理沙が「魔法は科学で再現できる。星を落とす花火、絶対作るぜ!」と目を輝かせる。霊夢が「バカみたい…でも、ちょっと見たい」と微笑む。夕陽が二人を照らし、霊夢が魔理沙の指に触れる。熱が走り、目を逸らす。(魔理沙の声、なんでこんな落ち着く?指が触れた瞬間、胸がギュッてなる。友達としてだろ?でも、こんなドキドキ、普通じゃない。)(霊夢の笑顔、星より眩しいぜ。なんで心臓がバクバクなんだ?ただの友達だろ。魔法の研究が先なのに…この気持ち、なんだよ。)

秋、文化祭の夜。校舎の屋上で、魔理沙が「マスタースパーク風花火」を披露。霊夢が手伝い、魔理沙が「巫女のくせに器用じゃん!」と笑う。花火が夜空に炸裂、星屑が降る。二人きり、魔理沙が「霊夢、いてくれてよかったぜ」と呟く。霊夢が「バカ…急に何だよ」と頬を染め、魔理沙の手を握りそうになるが止まる。「私も、お前とこうやって…悪くない」と心で呟くが、言葉にできない。恋心を自覚するが、「女同士」の壁が頭をよぎる。(魔理沙の言葉、胸を突き刺す。この気持ち、友達じゃない。好きだ、って思うのに…女同士でこんなの、世間が許さない。)(霊夢の目、吸い込まれそう。好きだ、って言っちまいそうだったぜ。でも、言ったら霊夢が困るだろ?この愛、怖え。)

2018年夏、地元の夏祭り。霊夢の浴衣姿に、魔理沙が「めっちゃ…キレイだぜ」と赤面、声が震える。霊夢が「お前も悪くないよ」と返すが、目が合うと逸らす。神社裏の桜の木の下、星空を見ながら並ぶ。霊夢が「魔理沙、ずっとこうやってたい」と言いかけるが、「…友達として、な」と誤魔化す。魔理沙が「変な奴だな」と笑うが、内心「好きだ」と確信。ニュースで同性婚の議論を見た二人は、「女同士の恋」の壁を感じて沈黙する。(魔理沙の横顔、なんでこんな愛しい?好きだ、って言いたい。でも、この国じゃ同性婚は夢物語。魔理沙の笑顔を壊したくない…私が我慢すればいい。)(霊夢の声、胸を締め付ける。好きだ、って言えよ、俺!でも、この国じゃ霊夢を幸せにできない。世間の目、怖え。)

2019年春、卒業式。桜が舞う校庭で、霊夢が「魔理沙、離れたくない」と涙目だが、「巫女になるから忙しいだけ」と強がる。魔理沙が「だぜ、いつでも会えるだろ!」と笑うが、手が震える。スマホで連絡先を交換するが、言葉が詰まる。霊夢が同性婚の議論を思い出し、「この国じゃ、私たちの未来ない…」と呟く。魔理沙が「なら、別の世界で未来作ろうぜ!」と幻想郷を提案。霊夢が「バカ…でも、いいかも」と微笑むが、「好き」を言えない葛藤で胸が張り裂ける。(魔理沙の笑顔、永遠に守りたい。好きだよ、って叫びたい。でも、言ったら魔理沙の夢を壊す。私の心、黙って潰れればいい…でも、こんなに痛い。)(霊夢の目、泣きそうで胸が張り裂ける。好きだ、って言えよ、俺!でも、この国じゃ霊夢を苦しめるだけ。別の世界なら…俺たちの愛、叶うよな?)

2020年、幻想郷の博麗神社。満月の夜、桜の木の下。霊夢は巫女、魔理沙は魔法使い。霊夢が「魔理沙、ここなら自由だろ?好きだよ」と告白、声が震え、涙がこぼれる。魔理沙が「だぜ…私も、めっちゃ好きだ!」と抱きしめ、月光の下でキス。唇の柔らかさ、鼓動の響き合い、恐怖と喜びが交錯する。(ここなら、誰も私たちを縛らない。魔理沙、好きだよ。言わなきゃ、ずっと後悔する。この愛は、私の全てだ。)(霊夢の目、俺を信じてる。好きだ、ってやっと言えるぜ。霊夢が俺の星だ。俺の心は霊夢だけのものだ!)交際が始まり、霊夢が「恋人って、どうすりゃいいんだ?」と照れる。魔理沙が「一緒にいりゃ、それでいいぜ」と手を握り、頬を染める。神社でお茶を飲み、霊夢が「魔理沙、こうやってると…幸せ」と呟く。魔理沙が「だぜ、俺もだ」と笑い、額を寄せる。

2021年、博麗神社で結婚式。白無垢の霊夢、タキシードの魔理沙。桜の花びらが舞う中、霊夢が「魔理沙、永遠に愛してる」と陰陽玉モチーフの指輪を差し出す。魔理沙が「だぜ、霊夢は俺の全てだ!」と星形指輪で応え、抱き合ってキス。唇の熱、桜の香り、鼓動が永遠を誓う。(魔理沙の手、こんな温かい。この愛が、私を強くした。幻想郷で、お前と永遠に生きるよ。)(霊夢の笑顔、俺の星だ。どんな未来も、二人なら作れる。愛してる、永遠に!)結婚1年後、神社で霊夢が「魔理沙、今日もお茶?」と笑い、魔理沙が「だぜ、ずっとこうだな」と抱き寄せる。満月の空に星が輝き、幻想郷の自由と二人の絆が永遠を約束する。END

ZUN様と、東方Projectの素晴らしいキャラクターと幻想郷の世界観に、心からの感謝を込めて。本作は、ゆっくり実況で東方Projectの魅力にハマり、博麗霊夢と霧雨魔理沙の絆に心を奪われたファンが、原作への愛と敬意を込めて紡いだ二次創作です。幻想郷の自由、少女たちの人間らしさ、霊マリの親友兼ライバルの絆を、ガチ百合で輝かせたくて魂を込めました。ZUN様の原作設定と雰囲気を大切に、ガイドラインを遵守し、「東方をもう一度愛したい!」と思える物語を目指しました。東方Projectのキャラと世界を愛する全てのファンと、霊マリの愛を共有できれば幸せです!



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ