表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
69/69

第13話『急襲』①

 派手な音を立ててカイゼルの拳がウォーグの顔面を捕えた。吹っ飛ばした勢いで追撃を加えんとするが、吠えたウォーグが全身から禍々しい赤いオーラを発し、突っ込んだカイゼルを吹き飛ばした。


「何だよ、これ……」

 傍らで別の敵と対峙している優は思わず呟く。ウォーグの赤いオーラはこれまで以上にドス黒さを増しており、さらに端々で弾け飛ぶような小爆発を起こしていた。明らかに今までとは異質のパワーだ。


「新しい手品でも身に付けたか。だが、関係ない!」

 カイゼルの身体が銀色に発光する。そして、先程以上の速さでウォーグに突っ込んでいく。光速の右拳が相手の顔面に命中したが、

「フッ、こんなものか」

 ウォーグは攻撃を食らったまま薄ら笑いを浮かべている。今まで数多の敵を薙ぎ倒してきたカイゼルの拳が効いていない。続いて繰り出されたウォーグの蹴りはカイゼルのガードを粉砕し、彼の身体を宙に浮かした。


「ハァァッ」

 ウォーグの気合と共に禍々しく赤黒いオーラが次々に噴出し、空中のカイゼルの身体を貫いていく。エネルギーの塊がレーザーのようにカイゼルの身体を貫通し、血が噴き出した。


「ぐあっ」

 カイゼルの呻き声が響く。これはまずい事態だと気付いた優が駆け寄ろうとするが、敵が行く手を塞ぐ。


「死ねい」

 ウォーグは沸騰するようなエネルギーを右腕に集中させ、蹲るカイゼルに向かって放出した。


「カイゼルさぁん~っ!」

 優の叫びも空しく、赤黒いオーラがカイゼルの全身を覆い隠した。眼前の衝撃に、優の視界も赤黒い光に覆われていく。

「うわああああっ……」



「うわああああっ……」

「おい、大丈夫か!」

 叫びを上げていたところ、揺すり起された。目の前にいたのはカイゼルだった。気を失って妙な夢を見ていたようだ。戦いの疲労も大きいのだろうが、嫌な夢だった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ