軍事力S
ヒロはゲームセンターの瓦礫を崩していき、邪神の妨害をした。しかし、邪神は容易くなぎ払い、向かってきた。階段を登り、どんどん奥に進んでいき屋上まで上がってきた。しかし、邪神もすぐに追いついた。「もう終わり?退屈だったなぁ‥」邪神がヒロにとどめを刺そうとした瞬間ヒロは自分が手も足も出ないと実感し、最後の足掻きで叫んだ。「だ、誰か助けてくれぇぇぇ!!!!」そう言うと邪神は笑いながら答えた。
「残念だね。誰もこないよ?結界を張っておいたから無理さ!じゃーね〜」
ぐちゃ!!!
ヒロはトドメを刺されず、邪神の目を神々しい剣が貫いていた。「うぎゃぁぁぁぁ!!ぼ、僕の目がぁぁぁぁ!!!」邪神は叫びながら後ろへ下がった。隙を見逃さず、白銀の少年が邪神に畳み掛けた。「この剣士は誰だ!?ぼ、僕の結界の中に容易く入れる奴は!くそ!くそ!これじゃつまらない!僕は邪神レベル10だぞ!?ま‥まさかこいつが噂のやつか!?ちっ。このままじゃ死ぬ。仕方ない。ここは引くか。」邪神は手を合わせ、2体の虎の邪神を呼びだし、去っていった。
その後白銀の少年は虎の邪神を倒し、リンクを解除してヒロに近づいた。
「やぁ怪我はないか?少年?」そう聞くと、剣と鎧になっていた女の人が「あらあら、少年さんは傷だらけよ。どこをどう見たら怪我はないかな?なんて聞けるのかな?」とツッコミを入れた。ヒロは起き上がり質問をした。「助けていただきありがとうございます。失礼ながら、あなたたちは何ものですか?」白銀の少年は笑いながら答えた。「すまないねぇ。僕の名前はアギス・レアー。そして僕のパートナーがレイ・ピーリーさぁ!よろしくね。」そう答えるとヒロも自己紹介をした。
「なぜ、君はこんなところにいるんだい?僕たちが見回りに来なかったら、死んでたね。」とアギスが尋ねるとヒロは事情を話した。アギスたちが納得すると「そうだね。僕も学生の時は、10人20人30人って増えて僕のことを殺しにきたね。最終的に100人来ても勝ったけどね。」アギスは笑顔で、学生時代のことを語った。「あの時は本当にアギスはイかれてたものね。」とレイも笑顔で話した。ヒロは同級生だと勘違いしていたので、驚いた。「アギスさんはいくつなんですか?」そう聞くと「僕は22歳だよ!今は最高特殊軍隊に所属しているよ!」ヒロは驚いたが、すぐに納得した「確かに、あの実力は軍事力Sに違いない。あの人型邪神をあそこまで追い込んだからな‥」ヒロは心の中で呟いた。
翌日、学校では集会が開かれ、3人の死をみんなは聞いた。だが、問題は詳細に発表されなかった。
新人戦まで後3日