夕日はリンゴ
「はぁ‥はぁ‥」ヒロは炎天下の中ゆっくり歩いた。
「大丈夫?でも昨日よりかは歩けるようになってきたわね。ほら!頑張れ頑張れ!!」ユイもその姿を見て応援した。
「はぁ〜歩いた歩いた。もう疲れた。」ベンチに座り、休憩をした。
「それじゃそろそろ中に入ろうか。」
ヒロ達が中に入る時
「お!元気にしてたかい?」アギスがお見舞いに来てくれた。
「あぁ!アギスさん記憶は曖昧ですが、たくさん迷惑をかけたみたいで‥本当にすみませんでした。」ヒロは頭を下げ謝った。
「いやいや。君のせいじゃないし、邪神のせいなんだからしょうがない。僕も何もできなかったよ。まぁお礼を言うならプリシラだな。」
アギスは明るく答えた。
「そういえばプリシラさんどこに行ってるんだろう。まだお礼言えてないんですよね‥」ヒロはお礼できてないことが少し心残りだった。
「まぁ彼女は天才だからね。数カ所病院を持っていて、今はどこかの病院にいるね。でも彼女がたまたまいなかったらヒロは死んでたかもしれないね。それだけ今回の『呪い』は厄介なものだったんだ。リンク協会でもこの話題が取り上げられたよ。」アギスがそう話すと、ヒロはビビった。
「まぁ明日にはこっちに来ると思うよ。一応僕の花嫁だからその辺の情報は知ってるよ。」
「わかりました。明日の検査が重要なので良かったです。」
ヒロは明るく答えた。
「はいこれ!新鮮なリンゴを持ってきたよ!ユイくんに切ってもらうといい。来たばかりで悪いがやることがあるのでね。これで失礼するよ。」アギスは車に乗り走り去った。
ヒロとユイは病室に戻った。
「はい。リンゴ切れ終わったよ。」ユイがリンゴを切り終わるとヒロはリンゴを食べた。
「うん。しゃりしゃりして美味しいね。ユイも食べなよ。」ヒロは笑顔で話した。
「それじゃいただきまーす。うーん。美味しい!さすがアギスさん持ってくるものも違うわね〜」ユイも笑顔で食べた。
病室4階から綺麗な夕日が見えてきた。
「あぁ綺麗だ。真っ赤なリンゴみたいだね。ここに車で俺たちいろんなことがあったな。」ヒロは夕日に見とれ、これまでの出来事を思い出した。
「そうね。でもこれからも忙しい毎日が来るから、必死にしがみ付きなさいよね。ふふふ」ユイは笑顔で話した。




