大ピンチ
「ごめんなさい‥ごめんなさい‥」ユイは囮になってくれた軍人に謝りながらも走り、邪神からどんどん距離を離していった。
「さ〜て!ナギ!ここが俺らの墓場になりそうだが、何か言い残すことはあるか〜?」ヤマタケはナギに遺言を訪ねた。
「バカヤロウ!あたいたちならきっと勝てるさ!信じて立ち向かおう!」ナギは強気だった。
「そんじゃ!!行くぜぇ!!!」ヤマタケは刀を振り上げ、ドラゴンに攻撃を仕掛けた。
バサァ!バサァ!
「!?な‥なに!?お前逃げる気か?」
ドラゴンはヤマタケに目もくれず、ユイが向かった方向に飛び去った。
「しまった!あっちにはさっき逃したお嬢さんがいるはずだ!急げぇぇ!!」ヤマタケも急いで走り出した。
「はぁ‥はぁ‥これで結構離れたはす。」ユイは裏の駐車場につき、ドラゴンは今頃軍人と戦っていると思った。
しかし、バサァ!バサァ!「グワァァ!!!」
ドラゴンは空からやってきた。
「そ‥そんな!?なんでヒロを狙うんだよぉぉ!!!!」
「グワァァ!!ぼぉぉぉ!!!!」
ドラゴンが口から火を噴いた。炎は燃え上がりユイとヒロに襲いかかった。
ユイは死を覚悟し目をつぶった。「ヒロ‥守ってあげれなくてごめんね。でも私あなたと一緒に過ごした時間は絶対に忘れない。はぁ‥もっと一緒に過ごしたかったけど、ここでお別れね。来世でまた絶対会いましょう。」ユイは涙を零しながらヒロを抱きしめた。
グオーーーン!!!!
ユイとヒロの前に茨のつるが現れ、盾になり業火の炎から守ってくれた。
ユイが目を開けるとそこには目を覚ましたヒロがいた。
「ユイ‥おはよう。心配かけてごめんね。とりあえずこいつを片付けるよ。」
ヒロはドラゴンに近づき、薔薇の鞭で攻撃をした。
パシン!パシン!
薔薇の棘がドラゴンの鱗を貫通し、ダメージを与えた。
「スキルオン!『薔薇の剣〜赤〜』」ヒロの鞭が剣に変わり、持ち手から茨が生え、ヒロの右腕に絡みついた。
「グオォォォ!!!!!」ドラゴンはお腹を太陽の方向にし、何かのエネルギーを貯めた。そして一瞬で溜まったのか、薔薇の中から超エネルギーを感じた。
「危ないヒロ!避けてぇぇ!!!」ユイは嫌な予感がしたのか、避けるよう叫んだ。
「大丈夫さ。俺の剣の方が強い。『レッド・ヴァンピ・ソード』」
ヒロが技を打ったタイミングでドラゴンもエネルギー弾を放った。
しゅわしゅわしゅわ!!!
ヒロが放った赤色の光がドラゴンの放ったエネルギー弾を吸い取っていた。
そしてそのまま光はドラゴン目掛け進み、直撃した。
ドカーーーン!!!
もうそこにはドラゴンの姿はなかった。




