クラスメイト
ヒロが入院して3日後ようやく面談ができるようになり、ルイーシュを含むクラスメイト6人がお見舞いに来てくれた。
「お!ヒロ!元気にしてたか〜」ルイーシュがヒロに話しかけた。
「おっとそれと紹介するぜ!お前と友達になりたいクラスメイトだ!まぁ入学式後いきなり邪神が来たから、まだお互い自己紹介できてなかったから、ほら!クリフお前から順に頼むぜ」ルイーシュがクリフを押した。
「あ、あの‥く、クリフ・レイダーです!!よろしくお願いします。」クリフは恥ずかしそうに自己紹介をした。
「そしてクリフのパートーナーのティネ・ロイガよ!よろしくね!それにしてもあなた!レベル8を倒すなんてすごいわね!」ティネは目をキラキラせて、ヒロに興味を持っていた。
「おいおい!そこまでにしろ!ティネ!ヒロが怖がってるだろ!おっと俺の名前はガーレ・ウェインだ!よろしく頼むぞ!!」体のでかいガーレが前に出て自己紹介をした。
「すごいな‥ガーレさん身長2メートルはあるな‥」
「おっほん!私がガーレのパートーナーキャメロン・フェアですわ。」もぉ存在がうるさすぎてこれからが思いやられるわ!
「ふふふ。最後になりましたが、ルイーシュのパートーナーのマキ・テネスです。ルイからは話は聞いてるわ!よろしくね」マイペースそうな口調で自己紹介をした。
「おっと忘れてたぜ!ヒロには大事な報告があるんだったぜ!学校は地下1階が壊されたから、1年生だけは来週から違うところになったらしいぜ!えっと〜どこだっけマキ」
「次から学校は上野になりましたわ」マキは手帳を出すとそう答えた。
「それと明日から始まるから、朝迎えにいくからな!寮も準備されてるらしいから忘れもん無いようにな!」そう言うとルイーシュ達は病院を後にした。
「言えなかったな‥これからどうしよう」ヒロはユイとリンクできないことを話せずに悔やんでいた。
ガラガラ!どんっ!!ユイが病室に入ってきた。
「医者から話は聞いたわ!」ヒロは混乱し、慌てた。
「あなたはこれからどうしたいの?戦うために来たんでしょ?」ユイはクジラ戦時と同じ顔でヒロに質問した。
「お、俺は戦いたい!けれど‥やっぱり無理だ‥君だって聞いたんだろう?」
ヒロは悔しそうにユイに伝えた。
「逃げるな!!!男が戦いから逃げるな!!!!」ユイは怒鳴った。
「私が言いたいのは理由をつけて恐怖から逃げるなって言いたいのよ!戦いたければ、どんな風に戦うのか、考えろよ!死ぬのがやだから戦わない?じゃなんであんたは軍人になろうとしたのよ!!!」ユイはヒロを追い詰めた。ヒロは涙が止まらず、自分が情けないと思った。「あ、あの時俺たちはなんでリンクできたんだ?」
ユイは笑顔で答えた。「私の引き継いだ能力は『りんご』!あなたは『アダム』!シンクロ率は99パーセントよ!