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レオ・ザ・プライド  作者: ろくみっつ
1章:傲慢の目覚
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第十二話 特訓開始です!

皆様お久しぶりです!ろくみっつです!

今回は少し遅れまして投稿です。申し訳ない!

 儀式を行った部屋から出て、俺とガブリエルさんはずっと廊下を歩いている。

 向かっている先もわからずにずっとだ。俺が口を挟む隙もなく連れ出されたので戸惑ってしまい今に至るまでどこに行くのかを聞きそびれていた。


 俺は意を決してガブリエルさんに聞く。


「あの!今俺たちってどこに向かってるんですか?」


「あぁ?お前もウリエルの話聞いてただろ?お前を鍛えに行くんだよ。特訓だ、特訓」


 と、呆れるように言われてしまった。そこは分かっている。俺が聞きたいのは、どこに行くのかだ。


「いえ、それは分かってるんですけど。何処に向かっているのかなぁって」


「あぁ、そういうことか。トレーニングルームだよ。天界勢力の開発部がウリエル主導の元に趣味で全力で作った良い場所があんだよ」


「なるほど……?」


「まぁ、簡単に言うと私たちの扱う魔法と人類が頑張って発展させた科学を併用して全力で作り出した部屋でな。機能としてはあらゆる環境の場所だったり魔物とか神話の怪物を疑似的に再現することができるんだよ」


「ということは、俺はそこで魔物だったり怪物だったりと戦うことになるんですか?」


「アホか。まだお前には早い。お前はまず基礎的な体作りからだよ。とは言っても、地道にやっていくと時間がかかっちまうからね、ちょっとした裏技も使わせてもらうけど」


「裏技……?なにをするんですか?」


「ふふ、それはお楽しみだよ。っとそんなこと言ってたら着いたよ。ここが開発部の趣味100%で作られたトレーニングルームさね」


 そう言われて俺は目線を前に向けた。

 そこにあったのは、自動ドアだった。……いや、本当に普通の自動ドアだ。


「えっと、ここですか?ただの自動ドア、ですよね?」


「当たり前だよ。ここは別に普段封鎖してるわけでも、なんか特別なもんがあるわけでもないからね。まぁ、中はちょっとばかし奇妙だけどね」


 そう言って彼女は入っていく。俺もそのあとに続き、部屋に入る。


 その部屋はさっきまでいた儀式の部屋よりもずっとずっと大きい部屋で、四角いタイルみたいな物で覆われていた。しかも、タイルとタイルの間には等間隔で黒い丸い何かが埋め込まれているようだ。


 少しだけ大きさに驚きはするが、あまり特別な物はない。俺はガブリエルさんの方を向くと、彼女はなにやら床から飛び出たコンソールをいじっていた。


「えっと、確かここのボタンをこうして?あれ、違う違う先にカードを入れて、そんでこれを押して……んで、ここをこう?あれ、動かねぇな。んん??これをこうか?……だぁ!動かねぇ!!!誰だこんなめんどくせぇモン作ったのは!ってウリエルか!あとで、ぶん殴ってやる!

 って、あぁここだここ、そんでこれをこっちに移動させれば……」


 となんだか唸りながら時折声を荒らげながら操作している。ガブリエルさんはあまり機械が得意じゃないのかな?とか思っていると、壁が発光しだした。


「え?何が起こってるんだ?」


 俺が戸惑っていると、横から声がする。


「今から、だだっ広い原っぱのフィールドを再現するんだよ。すこーし待ってれば直ぐに変わるぞ」


 と彼女が言うと同時に大きく光が瞬く。

 驚き、目を閉じて、すぐに開けると、そこは既に原っぱだった。


「す、すげぇ……」


「だろ?私には原理とかはさっぱりだけど、これって魔法だけでも科学だけでも再現できねぇんだってよ。いいと思わねぇか、二つの技術でこんな風なモンが創れるってよ」


「そう、ですね」


「よし!んじゃあ、今からお前をビシバシ鍛えていくぞ。弱音は許さん!文句も許さん!いいな?」


「はい」


「声がちいせぇ!」


「はい!」


 ガブリエルさんは結構熱くなるタイプの人かなと思いながら、俺はメニューをこなすことになった。

いかがでしたか?

今回は二週間ほど忙しかったり精神的に書けなかったり案が出なかったりでめちゃくちゃ短いですが、ご容赦ください・・・・・・。

次回は普通に書けると思います


あと、魔界の勇者の方はまだまだ掛かりそうです、そちらも申し訳ありません。


では、今回はこのへんで!また来週お会いしましょう!ノシ

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