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掌編小説集4 (151話~200話)

海の果て

作者: 蹴沢缶九郎

その村では海の果ては滝になっていると信じられていた。ある日、ポルンという青年、若気の至りか、


「海の果てが滝かどうか、俺が確かめてきてやる」


と、村人が止めるのも聞かず、一隻の小舟に乗り、海の遥か水平線の彼方へと消えていった…。ポルンが旅立って一週間が経ち、一ヶ月、三ヶ月と過ぎた頃、村人達はポルンは亡くなったのだと悟り、とうとうポルンが村に戻る事はなかった…。


一人の村人が、


「やはり海の果ては滝なんだ。だからポルンは戻らなかった。あの青い星のような球体であるわけがない」


と、夜空に浮かぶ地球を見ながら呟いた。

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