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観測員のなんやかんや  作者: 社怪人
第二部 カミサマが タクランを タクランだ……クダラン!
8/14

孤独死寸前だった老人は説明を受ける。(第二部完結編)

 第二部完結編です。

 後日談が次にあります。

【承前 なんか神殿と展示会場足したような建物へ連れてかれる老人じいさま(霊体)】

老:……で、説明してくれるんやろな?

●:もちろんですとも。ささ、こちらへ。

老:ん? 何か書いてある……『()()()()()』? 何で知らない文字で書いてあるのに読める?(霊体だからです)

(会場内にはものすごい沢山の霊体ヒトタチが居ます)

老:な? なんやこの人数? 霊体(ヒト)多すぎやろ? ってあれ? ●○はどこ行った?

(会場内、一段高くなった演台に●○登場)

●:はいはい、お集まりの皆さ〜ん、ご静粛に、ご静粛に〜

○:只今より、説明会を開催させていただきます〜

●:わたくし、司会その一の観測員その一です〜

○:同じく、司会その二の観測員その二です〜

●○:よろしく〜

●:今回、ホントは私ら業務外な(かんけいない)んですけどね、

○:成り行きで司会することになりました〜

老:成り行きでって……成り行きでって……(重要でも無いのに二度言いました)。

●:さて、今ここにお集まりの(霊体)さん、皆さんにはとある共通点がございます。

○:ソレが、これっ!

(●○の後壁(うしろ)にバンっ! と映像が映し出される)

(会場:どよめく)

老:あ〜っ、これ、『神ゲー』やないか〜!?

(会場:ざわめく『そうだよ、これ神ゲーのメインタイトル画面だよ』等々聞こえます)

●:はい、そちらの方のおっしゃった『神ゲー』こと『THE G.O.G.〜神様ゲーム〜』略称『神ゲー』です。

○:皆さんは、『神ゲー』のプレイヤー『神』として、「世界」を構築し(つくり)発展させ(そだて)成熟(ひとりだち)させました。

●:実は皆さんの成熟(ひとりだち)させた「世界」は、この()界でもとっても高評価されてるんですよ。

○:けどね、実は皆さんがやってたコレ(ゲーム)こっちの(管理神)世界の法律で言うと『違法』だったんですよ。

●:まぁヤラカシて下さった(アホ)はシメたんですが、あなた方もどっちかって〜と被害者で。

○:なんせ受けとるべき信仰(ポイント)の四割、(ソイツ)がカッパいでましたから。

老:……やっぱりか〜……なんか神業(やったこと)に対して信仰(みかえり)少ないなぁと思ってたんだよ、当時あのころ

●:で、『神ゲー』は皆さんの「世界(ところ)」では運営団体が解散し(つぶれ)た、言うことにして終わらせたんですが、皆さんを『管理神』として仰いでいた「世界」のみなさんがね、

○:どうしても皆さん(プレイヤー)に管理神続けていて欲しい、言ってくるもんでその後も時々「繋いで」たんですよ、主に就寝時(ねてるとき)に。

(聴衆(霊体):『夢だけど〜』『夢じゃなかった〜』。心あたりのある霊体ヒト沢山居るようです)

●:そしてこの度、霊体みなさんが在られた世界で定命を迎えた(役目を果たされた)ので、会場(ここ)にお連れした訳です。

○:皆さんには選択肢が二つあります。

○:一つ、皆さんがかつて成熟(ひとりだち)させた「世界」に降臨して見守る。

●:二つ、皆さんが元居た「世界」に戻り、輪廻の輪に入って新たな生を営む。

●:一つ目の場合は神として皆さんの育てた「世界」の民に慕われる生活を、

○:二つ目の場合は「世界」に生まれた時から特典付き、選んだ道筋外れ無し、何不自由無く暮らせる人生を送れます。

●○:どちらを選ぶかは皆様方のお好きな方で結構です。

○:あ、念のため言っておきますけど、『前世の記憶』は引き継げませんので二つ目の場合は一から人生やり直しになりますからね。

●:『前世チート』は無し、言うことです。

●○:ここは世界の狭間です、外の時間は止まっておりますので決まるまで皆様が何時間何日何年何十年何百年経とうと、皆様の決定をお待ち致します。

●○:この会場と周辺施設に居る限り、皆様は消えることもありません。

●○:また、皆様には面会希望の方もいらっしゃっております、その方々とお話しの上決定されては如何でしょうか?

●○:行く先を決められたか、相談がおありの場合はその腕輪のコールボタンを押してください。

老:あれ? 腕輪付いてるわ。いつの間に?

●○:後は係員と交代致しますので、ご用件はそちらにお申し付け下さいませ。

●:では、我々はこれにて失礼致します。

○:それでは皆様、良い来世を~

(●○、姿が薄れていき消失)

老:なんか言うだけ言って後丸投げってか?

(残るは霊体の皆さんと新たに入って来た『係員』と書いた腕章着けた下級神っぽい方々のみ)


 *  *  *


【観測員詰所で『ぐで~』と伸びてる●と○】

●:う゛あ゛~……しんど~。

○:もう二度とやんね~ぞ~こんなこと~。

●:俺らは『観測員』。『おもてなし係』とちゃうぞ~。

○:実際言葉遣いもグダグダのブレブレだったし……あ~恥ずかし。

統:あ~……ご苦労さん。

●○:うぇ~い。

統:●○が集めた皆さんのその後、聞きたくないか?

●:……いや、ど~でもい~です~。

○:いずれ作者がその辺書くんじゃないですか~? 外伝とか言って……書かない可能性の方が高いけど。

●:うわそれメタやな~

統:そうか。じゃ、まぁいいか。

●○:(良いんだ)

統:じゃ、次の案件入るか、なんか事件起きるまで待機な。

●○:ふぇ~い。


(第二部 神様が 托卵を 企んだ……くだらん! 完結)



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 次の展開に利用させていただくかもしれません。


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