観測員の解説にしてはちょっとばかり不適切かもしれないけどまぁいいか、な話。
はじめに
観測員は、元々は私(社怪人)が他の作家さんの作品の感想欄で、その作品に出てきた言葉などをネタにして掛け合い漫才みたいな事を書いてた仮想人格、名付けて『感想人格』でした。
それが、某氏の小説の感想欄で何故か手が滑り、異界産のひたすら世界を観測する『観測員』となったら結構それだけでネタが湧いてくるもんで、作品にしてみました。
何話続くか判りませんが、楽しんでいただければ幸いです。
【管理神向けに編集・発行されている『月刊 神の友:特集・観測員とは何か』前書きより】
観測員。それは観測機関、観測院の命により、統合観測官たちが世界に向けて放った過酷非情 言語道断 唯我独尊 変幻自在の被造物たちである。
変身、浸食、洗脳、傍観、様々な手段を使い、彼らは身を挺して世界を観測し、時には観測目的のために世界に介入しさえする。
観測対象を滅ぼすのも観測院から承認されている、己が「命」を失っても次が来るから問題なし。つか元々非破壊設定だし。「痛み」はあるようだけど。
こいつら世界を生と死のデッドラインに突っ込むアンタッチャブル。こんなのに入り込まれた世界の明日はヤバい。
* * *
【観測員●、○のぼやき】
●:(「神の友」をパラパラめくりながら)……なんて書かれてるけどどう思うよ?
○:実際に俺ら自身が世界を滅ぼした事ないよな? 数えるほどしか。
●:俺らは機能不全を起こしかけてたり、特異点が発生しかけたりしてる世界に跳ばされて、その成り行きを最初から最期までただ傍観してるだけの無害な存在ですよ。まぁ、他の観測員はどうか知らんけどね。
○:俺らが観てる前で自滅して行ってるのに、その最期まで観届けて還ってるってだけで疫病神扱い。なんなんだ~?
●○:やってらんねぇよなぁ(ため息)
第二部で同じ題の話が続くので、章管理することにしました。
文章の順番が入れ替わったり加筆修正されたりする可能性があります。