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五芒世界の歪んだ境界 プロット失 未完  作者: 月影柊
そこ、神様が通りますよ。
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そこ、神様が通りますよ。 壱

「おぬしよ、妾の夫にならぬか?」

僕は神にそう問いかけられた。



あれは、つい数時間前のこと。

僕は、何をするわけでもなく歩道をただ歩いていた時のことだった。

突然人気が無くなったかと思ったら、上から僕より二つくらい下に見える女の子が空から降ってきた。

ことごとくテンプレだなと感じながらも、多少は驚いたさ。

だがまぁ、この世界ではこれが日常茶飯事である。

世界は全てで五つ存在し、その中でも際立って目立っている世界として、魔法世界、科学世界の二つがある。

五つあるうちでも、目立っているのは魔法世界、科学世界の二つである。

その他の世界には夢幻世界、二次世界、欠落世界の三つ世界がある。

僕が住んでいる世界は、二次世界『セカンドディメンション』であり、科学世界で言う漫画とか小説とかで起こるようなことが起こる、とにかく厄介な事ばかり起こる世界だ。

それはそれとして、どうしたものか。

僕の目の前には落下してきた少女が転がっている。

僕はこいつを無視してもいいが、無視した場合のペナルティとして、こいつとの恋愛フラグが立たない、まぁこれだけなら可愛いほうだが下手したらこいつに殺される可能性まであるからたまったもんじゃない。

かくして僕は転がっている少女を担ぎ、帰路へとつくのだった。



帰宅してすぐのこと、担ぎ上げられた少女が目を覚まし、下ろせとジタバタし始めた。

僕はすぐ、下ろし経緯を説明する。

少女は僕の説明を聞き終えるとニンマリと笑顔を見せ、こう言った。

「妾は世界を渡ることに成功した!」

僕はその言葉が信じられなかった。

なぜなら、未だかつて誰一人として世界をわける『境界』を超えたものはいないからだ。

「おいお前」

「お前ではないわ、妾の名はシュレインズフラッド皇国第一皇女、ルーフェニックス・L・シュレインズフラッドであるぞ、そうだなお前は妾ルーフェと呼ぶがいい」

「そうかい…じゃルーフェ、お前世界を渡ったとか言ったな、それはどうやったんだ?」

「簡潔に言おう、妾も知らん。」

知らねぇのかよ!と心の中で叫びながらも僕は疑問を投げかける。

「ならば何故世界を渡ったと訳のわからないことを言ったんだ?」

「妾にもここにはどうやって来たかはわからんがこれだけは言える、妾は夢幻世界『パラダイスヒル』から来たそれだけは覚えておる」

「パラダイス…ヒルか…」

僕には嫌な思い出しかない。

「ん、?どうしたのじゃ?」

「いや、昔の事を思い出していつか機会があれば話すよ…」

「そうかそうかこの妾にかくし事か、まぁ良いわ、いずれ機会があれば聞き出してやるわ」

ルーフェはそう言って可愛く笑った。

不定期掲載のため、下手したら一ヶ月くらい書かないかもしれません。


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