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人間甦生工場

作者: 龍源寺直介

ベルトコンベアにのせられて それはぼく

座ってルーペでみつめる それはきみ


コンビーフの缶詰 それはぼく

キャビアの瓶詰 それはきみ


白黒の碁石 それはぼく

将棋の駒 それはきみ


尽き果てる それはぼく

あふれでる それはきみ


消えてゆく それはぼく

うまれてゆく それはきみ


狂うなら昼がよかった

笑うなら夜がよかった


落ちるなら断崖

くくるなら樫の木


死ぬなら大地

生きるなら天空


浅い浅い闇にきえてゆく

深い深い光にうかんでゆく


きみ生きる

ぼく生きない


でも生きる



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