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AOI 第73話

 お昼ご飯のラーメンでお腹がポカポカ、部屋もポカポカ、このまま、こたつにもっと足をのばしたら、また、ゴロゴロしてしまう。携帯が鳴った。開けるとちえちゃんからだった。ちえちゃんは、塾の春期講習が私の塾よりも長くて、4月に入らないと暇にならないみたい。お休みもあるけれど、家族とのお出かけが決まっているそうだ。私は、4月から部活が始まるから、

また、連絡を取りあおうということになった。

私の予定が無くなった。さて、どう過ごそうかな。と、考えていたら頭に浮かんだ、デザート。そうだそうだ、冷凍庫にアイスがあったの忘れてた。うふふ。弟に、

 「アイス食べる?」

 と、聞くと、携帯を見ながら、こたつに足をのばしていた弟が、嬉しそうに。

 「食べる食べる。」

 と、言った。私も、嬉しくて、2人で、ラーメンのどんぶりの横で、木のスプーンの袋を開けた。冷たーいけれど、おいしい。味わいながら弟に、

 「ゲームしよ。」

 と、言って、弟が、

 「やるやる。」

 と、言って、ゲームのコントローラーを、持ってきてくれた。

 「何やる?」

 2人で、謎を解いて行くゲームをしていたら、

外の鐘が鳴った。それを聞いて、テーブルの食べっぱなしのラーメンのどんぶりと空のアイスの器と、増えたお菓子の包みを見て、やばい、母が帰ってきてしまう前に片付けなきゃと、まだ、終わらない謎解きを諦めて、2人で、こたつから出て急いで片付けをはじめた。そして、お風呂を入れて、乾いた洗濯物を畳んで、お味噌汁を作った。2人で、野菜室をのぞいて、大根と油揚げのを作ろうと相談して。なんだか、少し冷えてきたなと思ったら、ストーブの炎が消えて灯油が無くなっていた。あわてて、ストーブを消して、換気をした。灯油缶を運んできて、弟が持ってきてくれた新聞紙をひいて乗せた。部屋が一気に寒くなった。寒いー、と言いながら、灯油を入れる。最近、灯油ポンプが自動になり、こぼす事も少なくなったし、握力の加減がいらなくなって、楽。弟は、じーと後から見ている。灯油メーターの針が、満タンを指しつつあると、

 「そろそろ満タンになりそうだよ。」

 と、教えてくれる。私が、見えなくもないのだけれど、教えてくれる。私が、

 「止めるね。」

 と、電源をオフにする。灯油ポンプの管を取り出す時に、ほんの少し管から灯油がこぼれ落ちる時があるので、ここは慎重に慎重をかさねて、何度か管を上下にして、外に灯油がこぼれないようにする。こぼれたら大変、匂いもつくし、灯油のシミは落ちにくい。弟には、まだ、やらせられないかな。

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