謀略の無知
中澤が最後に自室を案内された頃、兵城と本部サンクチュアリのトップでもある、フロイス・カールが何やら怒号混じりの会話をしていた。
兵城「どういうことだ!フロイス!さっきのチンピラはお前が仕組んだんだろっ!」
フロイス「ははっ、どうしたんだい兵城くん。入ってくる無いそんな大声を出して、
まぁ、座りたまえ君が来ると思って紅茶を用意しておいた。」
怒りに身を任せ兵城がテーブルを倒す。さっきまで綺麗に並んでいた紅茶と茶菓子は一瞬にしてゴミになってしまった。
フロイス「兵城くん!そういう所だよ。すぐ感情的になって話を聞かなくなってしまう。まぁ、松田くんよりはマシだけどね、はははっ」
兵城「なんであんなことをした?!宮本武蔵の意思も勿体ねぇが、それより命をなんだと思ってやがる!」
フロイス「命っ?、命かぁ、 んー、じゃあさ
あのチンピラが死ぬのと君の拾ってきた子が死ぬのどっちが損失のある死だと思う?」
「僕はねぇ君の拾ってきた中澤?だっけ?その子の方が損失があると思ったから目の前でチンピラを殺させて死の恐怖を煽った。」
「僕のおかげで今頃はどんな訓練をしようかって考えになってるんじゃないかな?ははっ!」
兵城「なら今お前を、ぶん殴って考えを改めさせてやろうか?」
兵城が己の能力でもあるマジノ線を呼び出した。
すると、フロイスの雰囲気も一変する。
フロイス「へぇ、僕と殺ろうってんだ?ww」
「兵城くんは知ってるよね?僕の歴人の事も?
なのにそんな無謀な事しちゃうんだぁ?ww」
兵城「あぁ、しっかりと分かっちゃいるさ。だがあんたと違ってこっちは2人持ちさ、だとしてもあんたに軽々勝てるとは思わんがね。」
フロイス「あれっ?君2人持ちだったっけ?って事はどっかで拾ってきたなぁぁ?ww」
「まぁ、何人いようと僕の始皇帝の前にはただただ無力さ」
とフロイスが持っている杖をを地面に突くとと地面からは兵馬俑が、1秒間に10〜15は出てきている。
そしてそれを一つ一つ確実に破壊する兵城。
しかしその時ドアの開場音と共に間の抜けた男が入ってきた。
「あのートレイってどこですか?」「って!何やってるんですか!兵城さん?!」
その男は……………………中澤だ
兵城「それはこの馬鹿に聞け」
フロイス「んっ?君は見ない顔だね?誰だ……あっ!そのboyが中澤くんか!」
「やぁ!初めまして!僕はフロイス・カール、一応ここのトップというか総裁をやっているものだよ!」
中澤「そ、総裁!?か、かっこいい……」
フロイスの見た目はハーフでタキシード、手は白い
手袋をしていて杖を持っている。
例えるなら英国紳士のような見た目だ。
兵城「けっ、総裁なんて誰が呼ぶんだ。今初めて聞いたわ」
フロイス「やめてくれよ〜、兵城くん〜、初対面のこの前ではカッコよく居たいものなのさっ!ははっ!」
「まぁ、中澤くんが来たからとょうどいいし、
みんなの自己紹介と中澤くんの歴人も調べちゃおうか!」
この時、まだ自分にあんな大物がいるなんて思いもしなかった。