〜女装して彼女に立候補された件〜
※作者はホモではありません、健全な人間です
注意喚起はこのくらいにしておきます、ぼちぼち書いていくのでよろしくお願いします。
こ う い う の 書 き た か っ た ん で す。
プロローグ.「すべての始まり」
俺の名前は小鳥遊幸一
誰よりも幸せに、一番に幸せになってほしいという思いから両親がつけてくれた名前だ。
俺自身この名前は結構気に入っているし、両親のそういう名前に込めた思いとかを聞いてるからすごく感慨深いものもある、実際俺は健康にも恵まれ、友達や家族にも恵まれ、名前に恥じないくらいに順風満帆な人生を送ってきた。
そう.....この瞬間までは。
単刀直入にいうと今俺は窮地に立たされている、そう人生最大にして最強の窮地だ。
「ねぇ...ダメなのか?」
そう俺に言葉をかけるこいつは小鳥遊柚木、俺の大事な家族であり弟だ。
昔からこいつは俺にくっついてきて俺もそれが好きだったし、素行も良く兄弟平穏に育ってきた。
だがしかし、今日この瞬間だけは違う。
そう、今目の前に〝女装〟してこちらをあどけない表情で見つめているこの弟こそが最大の窮地そのものなのだ。
「ダメなのかって、なにがデスか?」
目の前のただならぬ事態にカタコトになりつつなるべく弟を視界にいれぬよう天井の隅を眺めながらに聞いた、そして弟が間髪入れずにこう言った
「だから......俺がにいちゃんの彼女じゃダメなのかって!」
「......待ってなんでそういう話になってるんだっけェェエ!?!?」
俺の人生最大の窮地とは、そう.....
「実の弟が俺の彼女に立候補する」というあまりにもイレギュラーで信じがたい現実だった。
ここまでみてくれた方は立派な腐女子及び腐男子です。っていうか別に男女共に腐ってて良いと思うんですよね僕は。
実際僕も腐乱臭ただよう腐男子ですし。
包み隠さずこれからも生きていこうと思います。ではまた。