表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
96/115

恐怖のプノンペン名物

 私はあまり飲めないほうなのですが、中田さんはかなりいける口で軍人さん達と一緒になってがんがん飲んでおりました。

 もっとも、一応私はボディガードなので酔っ払うわけにはいかないのですが・・・。


 カンボジアに来てから3日間はまったく遊ばずに仕事だけしていたのですから、最後の夜の打ち上げとしては悪くない宴会だったでしょう。


 そして夜中過ぎ。約束通り軍人さんのクルマでホテルまで送ってもらうことになりました。

 夜のプノンペンは意外に歩いている人も多く、思っていたほど治安は悪くないのではと感じました。


 クルマは無事に私たちの宿泊している安ホテルの前に到着。


「どうもありがとうございます。今日は本当に楽しかったです」と中田さん。


「いやあ、私達も日本人と一緒に飲めてたのしかったよ。またこっちに来たらぜひ一緒に飲みましょう」

 そういったありがちな会話をかわした後、彼らのクルマを見送ります



「さあ、これでカンボジアでの仕事は全部おわりです。ごくろうさまでした」


「おつかれさまです。しかし僕なんかいてもいなくても一緒だったんじゃないですか?」


「いやいや。やっぱり一緒にいてもらって心強かったですよ。さあ部屋にもどってゆっくり休んで明日はいよいよバンコクに帰れますから」


 本当に危険な状況というのはえてしてこういう安心しきっているときにやって来るものの様です。

 


 さて、このホテルは入り口から暗い階段を二階まで上ったところにレセプションがあります。


 つまりそこからがホテル。私たちはまだ外にいるということをすっかり失念していました。


 ・・・・夜間の外出は避けてください・・・大使館からのアドバイスを完全に破っていることにまだ気づいていませんでした。


 

 そしてホテルの入り口から階段を上ろうとしたそのとき、暗い階段の陰から・・


 ひとりの男が手にショットガンを持って・・・。



 ・・・うああっ!最後の最後に、ついに出くわしてしまった・・


 これぞプノンペン名物。


「ホールドアップ」です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ