表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/115

バンコクに3日で慣れる方法

 ベテラン高岡さんによる、バンコクに3日で慣れる方法の講義です。


「とにかく毎日、幽霊バスに乗ることだ」

 高岡さんの言う幽霊バスとはつまり知らない行き先ナンバーの付いたバスに乗れということでした。


 彼の説明によるとバンコクの市バスというのは大抵は往復路線になっているので、同じナンバーのバスに乗りさえすればいつかは元の場所に帰ってこれるので心配ないとのことです。


「そして気になる風景に出会ったらそこで降りて見ろ。ポイントは市場とか屋台街とかだね」

 ・・・ふむふむ。なるほど。


「メシは屋台で食う事。ちょっとした買い物するのも勉強になるな。タイ語で数字を覚えるといいんだけど、いきなりはムリだからメモにでも書いて持っていけばいい。なに。とりあえず100まで言えれば間に合うよ」


 講義はさらにつづきます。


「ガイドブックを持ち歩くな。バスマップとかにしても街中で広げるなよ。詐欺師を誘っているようなものだぞ。バスと屋台に慣れてタイ語で買い物できたら、ひとまずバンコク初心者は卒業だな」


 これはマジで勉強になりました。

 このときの高岡さんの教えはスリランカでも大変役にたちました(ガイドブックをコロンボの街中で広げたりしたら、押し売りガイドに100ルピーは請求されるハメになります)。


「ありがとうございます。さっそく明日から幽霊バスに乗ってみます。本当にありがとうございました」

 高岡さんには感謝・感謝です。


 さて、ここで翌日からの「幽霊バスツアー」のお話を書けばそれなりの旅行記になるのでしょうが、なにしろこれは「空手バックパッカー放浪記」ですからムリヤリにでも空手を登場させなければなりません。


 はじめてのタイでのメインアクトは「ムエタイとの初対決」ですから・・・。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ