お賃金に目がくらんだ私の末路
お賃金には勝てなかったよ。
お賃金欲しいの! お賃金ちょうだい! 私、お賃金がないと生きていけない!
と言う訳で、お賃金に目がくらんだ田中は今春より就労を始めて1か月以上が経ちました。人間性を捨て、人生の大事な時間を捧げてまで、お賃金と言う甘美なご褒美を頂いております。特に幸せではありません。割とマジのガチでつらたんです。
人生とは死ぬまで働き続ける事なのだろうか。等と、虚無的な考えが頭をかすめることがあります。ただ私は既にお賃金なしでは生きていけない身体されてしまったのです。やむを得なしです。
『人はなぜ、お賃金に魅せられて就労してしまうのか。』
これは非常に重要な問題であると思います。大多数の人間は、一定の年齢に達するとお賃金欲しさに就労を始めてしまうのです。そして、体にガタが来るまで、お賃金のために働き続ける人生を送ってしまうのです。就労する人間がマジョリティとなってしまっています。
政府も問題視しているらしく、一定の年齢に達するまでは就労を規制しています。酒やたばこと同じ扱いです。また、働き方改革と称して、一定時間以上の就労の規制や、有給休暇の取得を奨励するなど、就労に対して規制をかけるようになっています。
そんな時代の流れと逆行するかのように、私は就労を始めてしまったわけです。お賃金の魔力には勝てません。まさに魔性です。
実は正直に言うと私が就労するのは初めてではありません。二度目です。一度、きっぱりと辞めることに成功したのですが、冒頭で述べた通り、『お賃金が無いと生きていけない!』と言うような離脱症状とも言える状況に追い込まれてしまい。就労を再開してしまったわけです。
一度、辞めた時の話をしますと、お賃金の魔力に取りつかれた私は、ロボットのようになってしまっていました。上司からの命令をひたすらにこなすロボットです。なけなしの残業代と引き換えに毎日深夜まで、就労しておりました。
そうすると、メンタルに不調をきたしてしまいました。人間もロボットもちゃんとメンテナンスしてやらないと正常動作しなくなるわけです。
そこで私は、禁就労を決意したわけです。なんとも思い切ったものです。それが一年ほど前でしょうか。蠱惑的で魔性のお賃金を絶って生きて行く。そんな決意を固めたわけです。
それから半年ほどは、無為無策の日々を送っていました。起きて、ごはん食べて、小説家になろうとか言う、小説家を舐め切ったような名前のサイトで時間を潰して、お昼寝して、また小説家を舐めて、ごはん食べて、寝る。そんな日々を送っていました。
ところが、半年ほどたつと、またお賃金が欲しくなってきたのです。お賃金断ちに成功したと思っていた私ですが、やはりお賃金には勝てなかったのです。果たして、現代日本の一般人で、お賃金に勝てる人がどれだけいるでしょうか。きっと多くの一般人は。一度お賃金を断ち切っても、またお賃金欲しさに就労に手を染めてしまうはずです。私だけが、格別弱いわけでは無いと信じています。
かくして、色々ありつつ今春から二度目の就労に手を染めてしまいました。恥の多い人生です。もっぱらデスクワークをしているわけですが、PCをポチポチしているだけなのに動悸と息切れがします。心と言う器はひとたびヒビが入れば二度とは……(シグルイ風)と言う訳です。デスクワークはeスポーツだから、息切れしても仕方ない等と、おどけて誤魔化したりしていますが、割とガチのマジでつらたんです。マジ卍です。でも、お賃金が欲しくて仕方が無いのです。
そんなわけで、久しぶりにお賃金を頂いてしまって、気持ちが高ぶり、ノリと勢いでここまで書き進めてしまいました。このままお賃金に負け続けてしまうのか、それともまたもメンタルを壊しお賃金断ちに至るのか。これからの田中の展開には目が離せ無いなと我ながら思う訳です。結局、何が言いたいのか自分でもわかりませんが、お賃金に負けた人間の負け犬の遠吠えだとでも思ってください。
謎のテンションから繰り出される、謎の文章。
これが就労に手を染めてしまった人間の休日。