8
ミーシャと別れてからユキは何か面白いものがないか散策をしていた
「なっにかないかなぁ〜♪面白い事なっいかなぁ〜♪ふっふ〜ん♪」
とユキはスキップをしながらキョロキョロする
「あっ!あれ美味しそう!」
とユキは串焼きを焼いてる屋台を見つけ駆け寄る
「おじさーんその串焼き3本ちょうだい!」
「あいよっ!一本で5コルだから三本で15コルな!お嬢ちゃん可愛いから一本まけてやるよ!」
と串焼きのおじさんは4本の串焼きを渡して来る
「ありがとうっ!おじさん!」
とユキは言いながらお金を渡す
「おいしっ!なにこれ⁉︎」
とユキは串焼きを食べながら街の散策を続けていた
そうしてふらふらと歩いていると巻物の絵が書かれてる看板を見つけた
「なんのお店だろう?寄ってみようかな?」
ユキは興味を示してその店に入る
「いらっしゃい、何かお求めで?」
と白髪のおじいさんがカウンターで寛ぎながら言った
「このお店って何を売ってるんですか?」
「ここはスキルを扱ってる店だよ、何か欲しいスキルはあるかい?」
「んーあっ!何か生産系のスキルはありますか?」
「生産系か、生産系は鍛治、錬金、料理、細工、木工ならあるよ」
「ふむふむ、因みにお値段はどれくらいですか?」
「1つ500コルだよ、買うかい?」
「んー買いたいけどお金どうやって増やすんだろ?足りないんだよね…」
「お金ないのかい?討伐した魔物の素材をギルド関係に持っていけば買い取ってくれるよ」
「そうなんですね!初めて知りました!」
「まぁ、お金がある時に買ってくれればいいから行っておいで」
「はい!あっ、おじいさんのお名前教えてもらってもいいですか?」
「ワシかい?ワシはロランだよ」
「ロランさん、ありがとうございます!私はユキです!それではまた来ますね!」
「うむ、またいつでも来んさい、ユキお嬢ちゃん」
そうしてロランさんの所を出て冒険者ギルドを探し始める
ギルドの位置がどうしてもわからないユキは近くにいる人に声をかける
「あの〜冒険者ギルドって何処にありますか?」
「ん?おぉっ!ちっこいな!ギルドか?ギルドなら今から俺も行くから付いてこればいいさ!」
「ちっこくないです!」
「すまんすまん、とりあえずギルド行こうぜ!あ、俺はカインだ、よろしくな狐の嬢ちゃん」
とカインはがははと笑いながらユキの頭をポンポンする
「頭をポンポンしないでくださいっ!もうっ!私はユキです」
とユキは言いながらポンポンしてる手を叩く
「おっと!すまんすまん、ついな、んじゃ!ギルド行こうぜ」
とカインが歩き出しそれを追う形でユキも歩き出す