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ユキ達は森に到着した
「そう言えばユキ、二刀流になったのはいいんだけど…いや、まぁよくはなんだけども…とりあえずさ?二本も使いこなせるわけ?」
「んーどうだろう?あーでも前に見たアニメで二刀流剣術使ってる人居たからそれと同じように動けばいけるかもねぇ〜」
とユキは言いながら呑気に笑った
「いやいや、そんな簡単に出来ないでしょ!まぁとりあえず検証しながら行こうか」
「うん!いやぁ〜あんな技リアルでやってたら痛い人だけどここなら痛い人にはならなくていいよねぇ〜」
「…黒歴史にはなるかも知れないけど…さぁちょうどゴブリンも来たし検証してみたよ」
「うん!じゃあまずはこの技かな?」
と言いながらユキは二本の剣を構える
「カグラ流二刀術!一ノ太刀『焔』っ‼︎」
ユキは技名を言いながら二本の剣を両サイドから振り下ろしゴブリンを斬る
ゴブリンはその一撃で消滅した
「うんっ!初めてやるけどうまく出来たね!」とユキは笑顔でミーシャを見た
「…一撃って…」
ピロン〜♪
「ん?何だろう?」
そう言ってユキはログを確認する
称号 カグラ流の使い手 を取得
おや?とユキは首を傾げながら詳細を見る
カグラ流の使い手
カグラ流剣術、二刀術、槍術、薙刀術、短刀術、忍術…などを簡単に取得可能となる
おぉ〜なんて素敵な称号…とユキは感動していた
「ねぇ…今なんか取得でもしたの?」
とミーシャはジト目でユキを見る
「なんかカグラ流の技術なら簡単に取得出来るって言う称号手に入れたよ?」
ミーシャはその言葉に驚き固まる
「どうしたの?おーいミーシャ?おーい」
「…はっ⁉︎ちょ、ちょ、ちょっと⁉︎ユキ⁉︎どうしてそんなに称号とか手に入るの⁉︎」
とミーシャは動揺しながらユキの肩を揺らし始めた
「お…おち…うぅ……うぷっ…や、やばい…」
とユキは吐きそうになりながらミーシャを落ち着かせる
「…うぷっ…うぅ〜酷い目にあった…」
「ご、ごめん…」
とミーシャはシュンとする
「いいよ、大丈夫…だから」
「うん…とりあえず帰ろっか…」
「気にしないでね、じゃあ帰ろっか」
とユキ達は街に向かう
「そう言えばユキはこのゲームでどんな事して遊びたいの?」
と道中ミーシャは聞いてきた
「んーとりあえず料理とか裁縫はこっちでもやるとしてやっぱり自由に遊びたいかな?」
とユキが答えた
「そっかぁ〜、そう言えばユキはギルドに入るとか作ったりするつもりある?」
「ギルド?なにそれ?」
「あーうん、ギルドって言うのはクラブみたいな…んー複数人で拠点を作りそこで行動を共にしたりする仲間?みたいなもの」
「なるほどぉ〜そう言う事なら私は未定かな?ミーシャとは遊びたいけど知らない人とやっていけるのかわからないしね?」
「そうだね、まぁ私もユキと一緒のギルドがいいからね!作ったら言ってね!」
とミーシャは走って行ってしまった
「あ…ミーシャどっか行っちゃった…とりあえず街に入ろ」
とユキはのんびりと街に入るのだった