第三章 第三部〜光陰〜
影VS涼戦第一幕
影。忌むべき力を持つ彼のクローンであり、化け物。そんな忌まわしき相手が闇を切り裂き表舞台へと歩を進めた。
「「久しぶりじゃないか。」」
「光よ。」「影よ。」
「ドンパチやる前に聞こうじゃないか。貴様は何故わざわざここに乗り込んできた?」
「······蓬萊宮のご子息ではならないなと思ってな。」
「···ふむ。」
「では今度は僕が。貴様は何者だ?」
「科学とオカルトによって作られた複製だ。マスターの命令の下に動く。」
マスター、と、"表のリーダー"をちらりと見て発す。あいつがマスターらしい。
「ならば···マスターの指令を出そうじゃないか。」
マスターが急に話に割り込む。
「どうなろうと構わん。」
「全身全霊で、」
「始末せよ。」
言葉が空に放たれるが早いか、影が怒涛の詠唱を始める。
「-禁忌解放-ディザスター!」
「-限度解放-アンリミッター!」
影の周囲を時空が歪むような一際違った雰囲気が纏う。
「-悪魔解放-ディアボロ!」
黒色の服を突き破り、背中から数メートルはあろうかという巨大な翼がはえ、静かに靡く。
「-忌力暴走-ブースター!」
空間が断ち去られるかの様な感覚を身に覚える。ついに、影は、箍を放った。
「付与属:パワード!」
「付与属:ヘイスト!」
「付与属:ヴィジョン!」
「付与属創造科:ダークネス!」
影は付与属の力を狂ったかの様に乱発した。目には見えずとも確実に影はこの世のものではないような力を手に入れている。効果が切れた際の疲労は一切合切気にしないようだ。
「ブラックホール!」
影が創造属の力を放つ。空中に翳された左手から闇色の魔法弾が弾け飛び、少しの間滑空した後、空中で破裂する。そして、そこに生まれた時空の穴に辺りのものが吸い込まれていく。まさに重力の塊である。
「面白いじゃないか。流石は僕の複製ってわけだ。」
「-禁忌解放-ディザスター!」
「-限度解放-アンリミッター!」
「-神獣解放-ビースト!」
「-忌力暴走-ブースター!」
彼が影の解放属の発動に呼応するように解放属の力を発動する。
「付与属:パワード!」
「付与属:ヘイスト!」
「付与属:ヴィジョン!」
「付与属創造科:ライトニング!」
彼は付与属の力をこれまた影に呼応するように乱発する。
「スターライト!」
彼が創造属の力を放つ。空中に翳された右手から光色の魔法弾が弾け飛び、少しの間滑空した後、空中で破裂する。ほして、そこに生まれた光明の穴に辺りのものが消え去って行く。まさに光明の塊である。
2つの相反する力が合間見え、2つが合わさり、破裂した。それによる光と影の雫は開戦を表していた。
「「再戦だ。」」
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失踪謝罪代わりの3話投稿第2話目です。




