希望という言葉
さざ波のような不安と焦燥と
誘うのは目覚めの悪い現実で
萎れた枯れ木のような心音が
もう音はでない音はでないと
虚しい叫びだけ木霊するけど
希望ということばを
希薄ということばにして
勘違いしていやしないかい?
希望ということばを気泡に置き換えてみたり
照れ臭いも青臭いも混ぜ合わせて
時代の心気臭さの言い訳にしている奴らとの
歩調にあわせる必要はないんだ
別に前向かなくても
前進はできるし
進むべき道がなかったら
道を探せばいいし
探せていなかったとしても
道を作り出してもいいし、それは今すぐじゃなくてもいい
諦める事が大人だなんて誰が決めた?
誰だって空を飛べる可能性は今、この瞬間にもあるし
そう信じた奴らが世界を変えた
なにもしなかった奴らだけが
諦めろを口にするんだぜ?
希望という言葉を
希釈して、その気になっている奴らがいるだろう?
希望という言葉に
期待して何もしないというのは少し違うから
望みを断つ絶望や何もかもなくしてしまう
虚無の海に沈むよりも
何かする事があるとしたら
希なる望みをその手に
希望の言葉で
囁くだけでいい
小さな声でも口にした瞬間
始まり出す魔法
それが何よりの
希望のことば
なんか八方塞がり感の時に見つけた過去詩。
こういう時、こういう時だからこそ、自身にとっての希望の言葉が必要で。でもそれはその人自身で。まぁ、なんかそんな事を思ったわけで。うん。




