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銀色の月  作者: 麗夢
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分からず

 温もりが、手を覆う。

 手のひらから伝わるそれは、自身の行動に驚いたように離れた。

「……ごめん」

「嫌じゃない。嫌じゃないです」

 だって、と小さく笑みを零した。

「懐かしい気がするんです。おかしいですよね、名前だって知らないのに。でも、安心するんです。――あの」

 青年と視線を合わせると、悲しげに微笑んだ。まるで自分はもうすぐ死ぬのだと言わんばかりに。

「ずっと、ここにいてくれませんか。もちろん、あなたがほかの国へ行くというのなら止めません」

 青年は、それを承諾した。

 彼にその時のことを訊くと、儚げな彼女を放っておくことができなかった、そう語ってくれている。

 後々考えると遠まわしに好意を伝えていたのかもしれない。だが、現段階ではその気持ちすらも分からずにいたのだ。今では笑い話だとも、彼は話してくれた。

 あともう少しだけ、我の話を聞いてもらいたい。



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