設定
【登場人物】
「アメリディス」
(愛称:アメル)
本作の主人公。
ブラックの髪と瞳。
いつも無表情な少女。
街外れの森に住んでいる。
学園の魔法科を最短の16年前期で卒業。
学園を卒業して以降は、人々から仕事の依頼を引き受け、その報酬で生計を立てている。
魔法師としては珍しい仕事スタイル。
「タマシアンテ」
(愛称:タマ)
アメルの遣い魔。
ブラックの毛にゴールドの瞳。
主人と反対に、感情豊かな猫の姿の遣い魔。
学生の頃のアメルに呼び出された。
以来、アメルと共に街外れの森に住んでいる。
「アスティリーナ・A・アンティクル」
(通称:大魔女)
アメルが通っていた学園の学長。
ブラックの髪と瞳。
常に冷静で思慮深い女性。
大魔女の館に住んでいる。
国の統治および、学園の運営を行っている。
大魔女は学園を卒業した者に対しても、正しい道に進むよう導く義務があると考えている。
「アレキサンドリア」
(愛称:アレク)
アメルの学園の同級生。
ブラウンの髪にブルーの瞳。
穏やかな好青年。
アメルに好意的。
学園の武術科を最短の16年前期で卒業。
学園を卒業して以降は、大魔女傘下の警備隊の一兵士として勤めてる。
「エリザベータ」
(愛称:エリー、エリザ)
アメルの学園の同級生。
ブロンドの髪にブラウンの瞳。
やや高飛車な性格。
アメルに非友好的。
学園の魔法科を17年前期に卒業(アメルが卒業してから1年後)。
学園卒業以降は、大魔女が率いる大魔女師団に所属している。
【大魔女警備隊】
大魔女傘下の隊の1つ。通称、警備隊。
大魔女が抱える集団の中で最も位が低い。主に地方に派遣され、そこの警備をすることが多い。
【大魔女親衛隊】
大魔女傘下の隊の1つ。通称、親衛隊。
大魔女親衛隊とあるが、大魔女に最も近い隊という訳ではない。主に大魔女が治める街の警備を任され、地方に派遣されることはほとんどない。
【大魔女騎士団】
大魔女傘下の団。通称、騎士団。
大魔女が抱える集団の中で最も位が高い。少人数精鋭のエリート集団。主に大魔女の身辺警護を任されている。
【大魔女師団】
大魔女が率いる魔法師団。
魔法師団の中で最も格式高い。
【国立魔法師団】
国が率いる魔法師団。
国王が統治する国では、最も格が高い。
【市民魔法師団】
国立魔法師団から派生した魔法師団。
地域密着型を心がけており、最も活動内容が多い。
【賢者の石】
錬金術師たちが作製した奇跡の石。
鉱石を金に、人を不老不死にするとも言われている。現在の錬金術師たちには生成することができない。そのため、非常に貴重な石とされている。
【魔法陣】
特殊な記号や文字、線などの組み合わせで描かれた円陣。
組み合わせ次第で、魔方陣の効果はさまざま。細密に描くほど、多大な効果が発揮される。
【学園】
「初等部」
5歳から10歳までの子供が通う。
一般教養の知識から魔法に関する知識など、幅広く習う。
「中等部」
11歳から15歳までの子供が通う。
中等部の3年目(13歳)から魔法科、武術科、普通科の3つの科に別れて授業を受ける。
・魔法科
魔法の実技試験の合格者のみ進学ができる。
初級魔法と中級魔法、魔法の知識全般を習う。
・武術科
体力試験の合格者の進学ができる。
武術は剣術、槍術、弓術の3つから選択して習う。
・普通科
進学試験無し。
魔法科、武術科の進学試験に落ちた者や、魔法学者を希望する者が進学する。
魔法律や魔法陣に関する知識を重点的に習う。
「高等部」
16歳以上から無制限に通うことができる。学年による区別はない。
卒業する年度は自由で、年2回の卒業試験が行われる。よって、最短で学園入学16年と前期で卒業することが可能。
・魔法科
2年分のカリキュラムがあるため、ほとんどの者が18年以降に卒業する。
魔法科の卒業試験は他の学科に比べて厳しいため、多くが19年前期期以降で卒業する。
・武術科
特にカリキュラムはなく、試験自体もそれほど難しくない。
そのため、ほとんどの者が16年前期で卒業する。
・普通科
2年分のカリキュラムがあるため、ほとんどの者は18年以降に卒業する。
魔法科ほど試験は厳しくないため、多くが18年前後期で卒業する。
【4大元素】
火、水、土、風の4つの元素。
魔法師たちが一般的に使用する魔法の源。
【時の間】
光と闇、生と死、時で構成された世界。アメルたちの世界とは別の世界と考えられている。
魔方陣を描いて展開する魔法は、大抵が時の間の力が源。
【呪い】
時の間による魔法。
大魔女以外が使用するのは禁止されている。
呪いを解く方法。
・術をかけた者が自ら解く
・術をかけた者を殺める
・術をかけた者が課した課題を成し遂げる
【魔法律】
歴代の大魔女たちにより創られた、魔法に関するあらゆる決めごと。
魔法のあり方から、禁ずる魔法までが記されている。ただし、大魔女だけはこの魔法律に囚われない。